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細島港の利用促進へ

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宮崎県日向市

◆細島港19号岸壁の着工式を開催
細島港19号岸壁(工業港地区複合一貫輸送ターミナル整備事業)の着工式が、5月27日に市中央公民館で開催されました。
19号岸壁は、湾内の一角を埋め立てて建設され、完成後は、長さ240m、深さ9mが確保されます。工事はおよそ69億円をかけて国と県が行い、令和8年度中の完成を目指します。
岸壁が整備されることで、これまで水深が浅いことから荷物の量を7割ほどに制限していたRORO船(ローローせん)(貨物を積んだトラックや荷台ごと輸送する船)に、より多くの荷物が積めるようになります。これにより、企業の物流の効率化が図られるほか、労働時間の規制によりトラックドライバー不足が懸念される「2024年問題」の解消への貢献、陸上輸送距離が短縮されることから排出ガスの削減につながるなど、様々な効果が期待されます。

◆細島港のあゆみ
古くから海上交通の拠点であり、また産業集積の中核として重要な役割を果たしてきた細島港。
明治時代には、四国・関西方面との間に定期航路が開設され、オランダ人技師デレーケの設計による港湾整備と、日豊本線細島線の整備により貨物量が激増しました。昭和26年に国の重要港湾の指定を受け、昭和39年には日向・延岡地区が新産業都市の指定を受けるなど、地域産業を支える重要な流通基盤として開発が進んできました。
近年では、ガントリークレーンの増設やコンテナターミナルの拡張、国際物流ターミナルの整備などが進められています。
今回の19号岸壁の整備により、地域産業や経済のさらなる発展が期待されます。

明治20年:デレーケの設計による港湾設計
大正12年:日豊本線細島線開通
昭和26年:重要港湾の指定
昭和27年:工業港地区の造成工事着手
昭和38年:1号岸壁の供用開始
昭和45年:2号岸壁の供用開始(東京航路)
昭和45年:7号岸壁の供用開始(大阪航路)
昭和46年:白浜地区の造成工事着手
平成12年:14号岸壁の供用開始
平成13年:定期RORO航路(関西航路)就航
平成18年:定期RORO航路(関東航路)就航
平成26年:17号岸壁の供用開始(バルク対応)
平成28年:東九州道全線開通
平成28年:ポート・オブ・ザ・イヤー2015
※バルク…包装されない貨物。鉱石、穀物など

問い合わせ:商工港湾課港湾・企業立地係
【電話】66・1025

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