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自治体の皆さまへ

11月は児童虐待防止推進月間

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宮崎県都城市

全国的に児童虐待に関する通報や相談件数は増加傾向にあり、虐待によって子どもの命が失われる痛ましい事件も後を絶ちません。児童虐待をなくすために、私たちにできることは何か、この機会に地域や家庭で話し合ってみましょう。

■児童虐待の現状
令和4年度、本市に寄せられた新規児童家庭相談は202件で、そのうち虐待に関する相談が103件でした。
また、昨年全国の虐待相談件数は過去最多を更新。このことは、面前DVに関する警察からの通告の増加とともに、社会的関心の高まりが背景にあると考えられます。

■子どもを虐待から守りましょう
○あなたのしつけ、虐待かも
子どもに、生活習慣や社会のルールを教えることは大切なことです。しかし、養育者の期待を押しつけ、言葉で責め立てたり、暴力で従わせたりすることは、「しつけ」ではなく「虐待」です。虐待は、子どもの心に恐怖やトラウマとして残り、その成長・発達に悪影響を与えます。子どもの身体に何らかの苦痛を引き起こしたり、不快感を意図的にもたらしたりする行為は、全て体罰であり法律でも禁止されています。

[虐待の分類]
・心理的虐待…言葉で脅す、無視する、兄弟間などで差別する、こどもの前で夫婦けんかや暴言・暴力を行う面前DV など
・ネグレクト(育児放棄・怠慢)…食事を与えない、不潔にする、家に閉じ込める、車内に放置する、医療を受けさせない、養育者以外の同居人などからの虐待を放置する など
・身体的虐待…殴る、蹴る、やけどを負わせる、戸外に締め出す など
・性的虐待…性的関係を強要する、性器や性交を見せる など

○手をあげそうになったときには
子どもが言う事を聞かないなどで否定的な感情が生じたときは、背景に何があったか、子どもの立場や主張を振り返ってみましょう。深呼吸して気持ちを落ち着かせたり、ゆっくり6秒数えたりするなど、少しでもストレスの解消につながりそうな工夫を見つけ、子どもと向き合いましょう。

○子育てに悩んだら
子育ては大変なことです。子育てに関する悩みや心配事があるときには、身近な人や専門機関に相談してみましょう。ささいなことでも、話をすることで解決の糸口を見つけられるかもしれません。

○周囲の人の気付きで守られる命
近所の人などがあいさつや声をかけてくれるだけで、養育者の気持ちが軽くなることもあります。養育者や子どもを見かけたら温かい気持ちで見守ってください。

[相談・連絡先]
~児童虐待に関する相談~
・児童相談所全国共通ダイヤル(※無料)【電話】189(いちはやく)
・宮崎県南部福祉こどもセンター(都城児童相談所)【電話】22‒4294
・こども家庭課【電話】23‒0964

~子育てに関する相談~
・市保健センター【電話】36‒5661
・東部保健センター(高城保健センター)【電話】58‒6800
・西部保健センター(高崎福祉保健センター)【電話】62‒4411
・児童家庭支援センターゆうりん【電話】45‒2140
・児童相談所相談専用ダイヤル(※無料)【電話】0120‒189‒783

※国では、養育者や子どもから匿名によるLINE相談を受け付けています

問い合わせ:こども家庭課
【電話】23‒0964

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