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すまいる Smile~「女性をサポートしたい」 それが私の中心にあるもの

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山口県岩国市

■Vol.170 岸かおるさん(青木町在住)
「人権」「男女共同参画」「DVについて」「終活」などをテーマに、年間20~30の講演を行っている。NHK出版「すくすく子育て」や「別冊PHP」にコラムや特集を執筆するなどフリーランスライターとしても活動。

「自分の講演などを通じて、みなさんの生き方や生活の中で、気づきをもってもらえると嬉しい」そう話すのは、岩国市をはじめ全国各地で講演活動を行っている岸かおるさんです。
岸さんは小さい頃から本が大好きで、時間があれば活字を読んで過ごしていたと言います。中学生の時には、自分で書いた童話を友達から面白いと言われて、文章を書く仕事ができれば楽しいなと夢を描いていました。そんな岸さんがライターになったきっかけは、埼玉県で子育て講座に参加していた時。中央大学の広岡守穂教授に出会ったことでした。教授が女性応援誌の作成を手伝ってくれる人を探していたため、これはチャンスだと思い、手作り名刺を渡して「文章を書くのが好きなんです」と伝えたところ、編集スタッフとなりました。その岸さんの思い切った行動は、女性応援誌「家族とくらし」や「ここが違うよ、日本の子育て」の執筆につながり、子育て以外にも科学の専門誌など幅広い分野で執筆活動を行ってきました。
岸さんが平成16年に故郷の岩国に戻ると、岩国市役所から「女性の再就職」や「ワーク・ライフ・バランス」についての講演依頼があり、「次は人権について話してもらえませんか」といろんなテーマで依頼が舞い込んできます。「自分が話せそうなものは全部受けています。また講演の中で可能な限りDVのことを話すようにしています。DVがあることをみんなに知ってもらいたい」と話し、岸さんはDVの被害者に対するサポートも行っています。
岸さんのモチベーションは「人が良くなること、人が喜ぶこと」で、終活にも関心があった岸さんは、大切な人にメッセージを残すことを一番の目的としたエンディングノートを作ったところ、大きな反響があったそうです。
言葉を大切にしてきた岸さんは、「じっくり文章を書きたい。自分の歩んできた人生を何かの作品として残したいですね」と次の目標を語ります。

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