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自治体の皆さまへ

すまいる Smile~選手としての成長と人としての成長を願って

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山口県岩国市

■Vol.178 松重順二さん(尾津町在住)
IJFC(岩国ジュニアフェンシングクラブ)監督。また4月まで岩国市フェンシング協会の会長も務め、現在は理事長として活動している。
趣味は釣りや写真撮影。

「フェンシングの楽しさや面白さに触れてもらい、フェンシングを始めてもらう入口になりたい」と話すのはIJFC(岩国ジュニアフェンシングクラブ)監督の松重順二さんです。
生まれも育ちも岩国市の松重さんがフェンシングと出会ったのは高校1年生の時。岩国工業高校で同好会が立ち上がったことがきっかけでした。
2年生で同好会から部に変わり、団体の部で二年連続全国大会出場という華々しい成績を残しました。
「聞いたこともないスポーツだけど面白そうだったのでやってみようと思って。頭脳戦で駆け引きをして、自分が狙った技が決まった瞬間がたまらないんですよ」
社会人になってもフェンシングを続けていた松重さんが、指導者としての道を歩み始めたのは、2004年に山口国体の選手育成を目的としたIJFCの発足に携わったことでした。
「IJFCでは、現在も小中学生を対象に育成を続けています。20年続けられたのは指導に関わってくれた方々のおかげで、感謝しかありません」と話します。
練習する施設の予約、子供たちの道具の点検などを一手に引き受けている松重さん。活動時間内に点検が終わらない時には、自宅に持ち帰って作業することもあります。「全ては子供たちが最高の環境でフェンシングができるように」という熱い思いが松重さんを突き動かしています。
「運営の大変さはありますが、それ以上に楽しみもあるんです。子供たちが、今まで出来なかった技を出来るようになったり、競技を通して人としての成長を見ることができたりすると本当に嬉しい。こういった瞬間が活動の励みになっている」と話します。
「教え子たちが、大人になった時に岩国に戻ってきて指導者をしてくれる。そのサイクルができたらこれ以上ない喜びですよね」と語り、今日も松重さんは優しい眼差しで、子供たちの成長を見守ります。

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