令和5年度当初予算が成立 子育てを応援し、産業や福祉を未来につなげる予算(2)

4／53

2.個が尊重される生活づくり(福祉/介護/医療/社会保険/男女共同参画/人権)
■福祉関係
▽障害者グループホーム建設事業(4161万4千円)
障害者福祉を社会的使命と捉え、一方では農福連携、商工福連携の具現化のために、令和7年度の供用開始に向け、グループホームの設計や用地取得を行います。

▽あぶ健康いきいきフェスタ事業(133万円)
従来の「敬老の日大会」と「福祉スポーツ大会」を一体化した行事として「あぶ健康いきいきフェスタ」を開催します。

▽成年後見制度利用促進事業(17万5千円)
新たに、意思決定が困難な方に対する「成年後見制度中核機関」の設置準備に取り組みます。

▽福祉バス等助成事業(120万円)
引き続き、在宅の高齢者などが住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、75歳以上の方をはじめ、運転免許証自主返納者、妊産婦、透析患者などの方を対象に、町営バスやデマンド型交通などの利用運賃を一部助成します。

■介護関係
▽高齢者の保健事業と介護予防にかかる一体化事業(1105万9千円)
後期高齢者広域連合の委託を受け、介護保険の地域支援事業の一部を後期高齢者の保健事業に移行し、高齢者の心身の多様な課題の実態把握や、介護予防、生活習慣病などの重症化を予防し、健康寿命の延伸を図ります。

■保健関係
▽がん検診等インターネット(LINE)システム導入事業(107万8千円)
新たに、スマートフォンの公式LINEアプリを活用して、インターネットを通じて24時間対応可能な「がん検診」などの予約システムを導入し、受診率向上や、受診しやすい体制づくりを行い、がんの早期発見につなげます。

▽帯状疱疹予防ワクチン接種事業(25万円)
帯状疱疹の発病・重症化を予防するため、新たに、50歳以上の方のワクチン接種費用の半額を助成します。

▽こども医療費助成事業(634万7千円)
阿武町独自の取り組みとして、引き続き、0歳児から高校生までの医療費の無料化を実施します。

▽高齢者インフルエンザ予防接種助成事業(425万5千円)
引き続き、75歳以上の方のインフルエンザ予防接種代金の全額助成、その他の高齢者の接種費用の軽減を行います。

▽子ども等への任意予防接種助成事業(29万6千円)
妊娠を希望する女性とその家族に対する「風疹ワクチン」、子どもの「流行性耳下腺炎」、「インフルエンザ」の任意予防接種代金の半額を助成します。

▽特定不妊治療支援事業(49万5千円)
不妊治療の経済的負担を軽減するため、治療費の一部を助成します。

3.人が集まるまちづくり(観光/住宅/移住定住/交流/交通)
■観光関係
▽観光振興事業(200万円)
ABUキャンプフィールドへの来場者に向けた、体験プログラムの開発などを通じて、町内全域への相乗効果を図りながら、新たな町の産業振興を図り、観光振興の要となる「阿武町観光ナビ協議会」の運営について、引き続き、支援を行います。

▽西台展望台設置事業(900万円)
福賀地区の観光拠点のひとつである西台の高原に、新たなスポットとして展望台を設置します。

▽道の駅阿武町登録30周年記念事業(150万円)
阿武町の観光や経済の拠点である「道の駅阿武町」が、今年で道の駅に登録されて30年目を迎えることから、記念式典やイベントを開催するほか、新たに、「道の駅発祥の地」であることを示すモニュメントを建立し、さらなる発展をめざします。

■定住対策関係
▽定住支援対策事業(4672万3千円)
U・Iターン奨励金、就業支度金、結婚・出産祝い金、住宅取得補助金、リフォーム補助金、不要物撤去補助金、家賃補助金、新婚新生活支援補助金の交付事業の対象を拡充し、空き家バンク事業、1/4ワークスプロジェクトも実施すると共に、新たに各地区に定住アドバイザーを配置し、定住・定着の促進を図ります。

▽事業者版定住促進奨励補助事業(200万円)
町内事業者の働きかけで、町外から新たに社員などが移住してきた場合に、事業者を対象に奨励金を交付し、官民で定住の促進を図ります。

■生活交通関係
▽デマンド型交通運行事業(499万円)
昨年度、福賀地区で先行開始したデマンド型交通サービスを、新年度からは、新たに奈古地区・宇田郷地区でも開始し、高齢者などの足の確保と交通の利便性向上を図ります。

▽地方バス路線維持対策事業(2833万7千円)
生活路線バス・町営バスの運行会社に対する赤字補填を行い、地域生活交通の路線を維持します。