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自治体の皆さまへ

議会だよりNo.89(2)

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山口県阿武町

▽西村容子(にしむらようこ)議員
Q.有害鳥獣への対策は
A.情報を周知しつつ県と連携して協議

問:
猟友会の、過去5年間の会員数の推移は。
また、狩猟免許試験の告知が「広報あぶ」5月号に掲載されたが、申し込みの締め切りの直前であった。
早めの周知や、別日程の案内などを行ってほしい。
町長:
5年前の会員数は26人で、昨年度は25人。1人の減少であり、比較的、良好な新陳代謝が図られている。
狩猟免許試験の周知の遅れについては、県の発表が「広報あぶ」4月号の発行日直前であったために掲載が間に合わず、やむなく翌月の5月号での対応となった。
狩猟免許試験の別日程については、今後、8月までに県内6会場で実施される予定であるため、広報あぶ6月号への告知記事掲載で補間的な対応をする。

問:「追払いロケット花火」について、補助を増額して、各地区へ配布しては。
町長:過去に、効果的なニホンザル対策の例として「体験用」のロケット花火を配布したことはあったが、実際の配備運用については、各集落や自治会などでの対応をお願いしたい。

問:「里山づくりに向けた支援を検討する」と昨年9月議会で回答があったが、その後の進捗状況は。
町長:
昨年度より、山口県萩農林水産事務所と連携して「鳥獣とたたかう強い集落づくり事業」に取り組んでいる。
(1)「餌をなくす」
(2)「囲う」
(3)「隠れ場所・藪に注意」
(4)「被害を出す個体を捕獲」
の4点を総合的に実施することが被害減少につながるとの助言があり、今後は、「隠れ場所・藪」を解消するための協議・検討を進めていく計画である。

Q.デマンド型交通の状況について
A.「住民主体の課題解決」が今後のまちづくり

問:昨年度の「ふくすけ便」の運行状況・運転手の様子・利用者の感想は。
町長:
令和4年度の運行実績は1016回で、内訳は福賀地区内606回、奈古・宇田郷への地区外運行は410回。1日平均の利用回数は2.8回となっている。
運転手は、およそ10人で、グループ内での情報共有をしている。
利用者からは、「電話1本、ドア・ツー・ドアで、いつでも来てもらえて、ありがたい」と、大変、喜ばれている。

問:令和5年度の3地区のデマンド型交通の状況は。
町長:
「ふくすけ便」は、4月の利用が93回、5月が79回で、1日平均は2.8回。
「なごやか便」は、4月が96回、5月が109回で、1日平均は3.4回
「宇田ふれあい便」は、4月が50回、5月が23回で、1日平均は1.2回であった。
利用者からは、「足腰が弱ってしまい、歩くためには手押し車が必要だが、バスの利用は乗降が大変だったので、デマンド型交通の運行が始まって助かっている」「年中無休だと聞き、驚いた。必要な時に利用でき、電話で家まで迎えに来てくれて便利で嬉しい」などの声をいただいている。

▽上村萌那(かみむらもな)議員
Q.自治体DXの推進を
A.サービス向上めざし導入準備を進める

問:DXによって生まれる新しい阿武町の魅力や、今後のまちづくりの展望は。
町長:
一例として、デジタル技術の活用により高齢者の健康管理・安否確認が容易にできるなど、高齢社会における福祉サービスの劇的な変革が期待される。
高齢者や、その家族の大きな安心につながる福祉の充実をひとつのビジョンとして考えている。

問:具体的に、どのようなシステムの導入を検討しているのか。
町長:
まずは、DX推進に向けた事前準備が必要である。
阿武町に適したDXの推進およびシステムの検討をするため、まずは既存の業務内容を掘り下げ、課題を可視化させる中で、事務の簡略化や簡素化、無駄な業務の見直しを明確にする。
今年度は外部の専門家の伴走を得ながら「情報セキュリティポリシー」改定と計画策定を進める予算を計上している。

Q.町のウェブサイトについて
A.時代に応じた在り方を検討

問:情報収集に欠かせない自治体ウェブサイト(ホームページ)の運営と更新は、どのようになっているか。
町長:
町のウェブサイトを見てみると、一部リンク切れや情報更新がされていない箇所もあり、ご不便をおかけしている。再度、掲載情報の点検と棚卸を行い、最新の情報へと更新する。
また、平成29年のウェブサイトリニューアルから6年が経過しており、今後の情報発信の在り方も、業務のDX推進とあわせて検討する。

自治体DXの意義:
・デジタル技術・データを活用して、住民の利便性を向上
・業務効率化を図り、人的資源を有効活用

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