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自治体の皆さまへ

忘れずに備えよう 赤ちゃんの防災

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山形県西川町

今年3月、町はベビー用品全般を扱うピジョン株式会社(北澤憲政代表取締役/東京都)の「あかちゃんとそなえの輪プロジェクト」に賛同しました。これは、同年1月に連携協定を締結した株式会社官民連携事業研究所(鷲見英利代表取締役社長/大阪府)を通じてつながりができたものです。
最近は局地的な豪雨などによる災害が各地で発生し、自然災害は身近なこととして認識されています。このことを踏まえ、9月の防災月間に合わせて、プロジェクトの取り組みの第1弾として、ピジョン株式会社監修による「赤ちゃんの防災」について紹介します。

■我が家の備え
皆さんは、赤ちゃんが生まれてから防災グッズや避難方法の見直しをしましたか?これからの見直しの参考として、実際に赤ちゃんのいるご家庭に「我が家の備え」の状況をお聞きしました。
※詳細は、本紙をご覧ください。

▽我が家の備え~成長に合わせて常備するものも変わる~
普段から携帯用粉ミルクやおむつは切らさないように常備するよう心がけています。おしりふきや除菌シートも同じように多めにストックしています。
車にもおむつやおしりふき、臭わない袋を入れています。家でも赤ちゃんが使う物の置き場所を決め、すぐに持ち出せるようにしています。
数ヶ月後には離乳食も始まり、成長に合わせて常備するものも変わってくるので、家族と相談しながら災害に備えたいと思います。

※お子さんたちについて…2人の毎日の成長が楽しみで、いろんなことができるようになっていくのがうれしいです。

▽我が家の備え~かかりつけ医から処方された座薬や子ども用の経口補水液も~
おむつやミルクを切らさないように準備しています。また、災害時の停電や断水に備えて、ベビーフードや乳幼児用のペットボトルの水やお茶・紙皿・お椀・プラスチックのスプーンやフォーク・哺乳瓶用インナーバック・ストロー・おやつなど1カ所にまとめて置いています。
車にも子どもの着替えやおむつ・バスタオル・抱っこひも・おもちゃ・予備の靴やビニール袋(大・中・小)などを入れていて、出かける時は水分やおやつなどを多めに持っていくようにしています。かかりつけ医から処方された座薬や子ども用の経口補水液も大切ですね。

※お子さんたちについて…災害に遭わないのが一番ですが、もしもの時、自分の大切な命や周りの人たちの命を守れるように、日頃から防災について話しながら元気にすくすくと大きくなってほしいです。

■備えよう!赤ちゃんのための防災グッズ
防災グッズは「取り出しやすく持ち運べること」が大切です。シーンごとにチェックリストを確認し、ローリングストック(※)も活用しながら用意しましょう。

▽覚えておきたい5つのシーン
(1)避難所への移動
もしものときの移動で重要なことは両手が自由に使える状態であることです。赤ちゃんを抱えて家を飛び出したけれど、抱っこで手が使えず障害物を避けられないということにならないように、おうちでも手が届くところに着脱しやすい抱っこひもを用意しておきましょう。
(2)授乳・食事
災害に対するストレスから母乳が出にくくなってしまうことや避難所に十分な離乳食が用意されていない場合に備えて、食べ慣れたものをいつもより少し多くおうちに用意しておきましょう。
(3)トイレ・衛生
衛生面の観点から、おむつの替えやおしりふき、除菌シートなどは多く備えておきましょう。同時にママは生理用品や母乳パッドの備えもしておきましょう。
(4)長期生活
長期の避難が必要な場合に困るのは赤ちゃんを寝かせておくスペースを確保すること。周りを歩く人たちに気づいてもらい、土埃から赤ちゃんを守るためにテントのようなものがあると良いでしょう。
(5)リラックス
大人と同じく子どもたちも特殊な環境にストレスを感じるものです。少しでも気持ちを和らげるために、よく遊ぶ玩具やおしゃぶり、お菓子などを備えの中に加えておくと効果的です。

(※)ローリングストックとは、おうちで普段から使うものを少し多めに買っておき、古いものから順番に消化していくことで、常に備蓄できている状態で維持していくという方法です。

監修:ピジョン株式会社

問合せ:健康福祉課健康推進係
【電話】74-5057

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