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一般質問 -3月定例会-(4)

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岐阜県七宗町

■[質問]七宗町体育館閉館に至る経過について 福井德一 議員
七宗町体育館は、本町が合併して以降、地理的にも中央辺りに唯一建設された施設でございます。昭和54年11月に竣工以来、体育関係だけでなく多目的に使用され、まさに町民触れ合いの場、施設として、その貢献度は偉大であったと先輩方々の努力に改めて感謝の思いでございます。そして、築34年、平成26年には、経年劣化による維持管理費の増加等の理由により、七宗町体育館管理検討委員会として、区長会長さんをはじめ、12の団体の代表者や委員会で検討され、委員長が提言書を町長に提出をされております。
継続するための維持費が増大するも、多目的に利用し町民の交流の場所として存続が望ましいと提言された施設でございます。建築基準法の改正に伴うことが今回の主な要因だとは思います。ですが、この施設には、多くの方々が集い、そして、現在も利用し続けている団体もあります。閉館に当たり、関係団体等との審議や意見交換など、どのような進め方で決定されたのかを伺うものです。また、今までに施設を利用した町内外の各種団体をはじめ、個人や企業、学校等々、様々な方々に支えられて今日まで開館できたこと、先輩方々への配慮はされたのか伺います。この場所は、先輩方々が築いてくれた町民交流の場所です。今後も町民触れ合いの新たな場所となることを希望しますが、町長の考えをお伺いいたします。

[答弁]教育課長 佐伯義則
町体育館については、開館より町民の健康維持とイベントなどの交流、スポーツ振興や文化の向上のため多くの町民の方々にご利用いただいてきました。過去にも、増大する維持管理費のため存続について議論されてきた経緯もありながら、使用してきました。
しかし、今回の体育館の閉館につきましては、福井議員の言われるとおり、建築基準法12条第1項の対象となる岐阜県の基準の改正によることが大きな要因となっております。多大な改修費や維持管理費がかかり、これ以上維持していくことは町にとって困難と考え、閉館を決定しました。
閉館についての各種団体への説明についても、代表者で構成する七宗町スポーツ振興推進協議会や七宗町体育協会、区長会での説明をさせていただきました。また、現在、定期的に利用していただいている団体などには個別に説明し、町内の利用団体については今後の活動の場について協議させていただき、できるだけ利用者の要望に応えるよう進めているところです。今後の町民の新たなふれあいの場につきましては両コミュニティーセンターで行っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

[再質問]福井德一 議員
閉館と決定をされた後の説明会ということで、各種団体やその区長会等々についてと伺いました。
平成26年度には、先ほど述べたように、七宗町体育館管理検討委員会が立ち上げられて、そこで審議され、町民の交流の場所として存続が望ましいとして残されたこと町長もご存じの施設でございます。
現在の閉館も理解できますが、今回は事前になぜ関係団体や各種協会等々に呼びかけ、現状の把握をし、審議検討をされなかったのか、そういったことを伺うものでございます。
また、先ほどの質問と繰り返しますが、町民交流の場所として、この地を今後も町民触れ合いの場として新たな場所となることを望みますが、町長の考えを伺うものでございます。

[答弁]町長 加納福明
町体育館については、建築基準法第12条の第1項の調査対象となり、調査結果に対応する修繕費等にかかる多大な費用や毎年の維持管理費にかかる多くの費用を負担していくことは、町の財政面から考えて、修繕して利用し続けていくことは不可能であると判断したため、閉館する町の方針を決めた後で、各種団体等への経緯の説明となりました。
隣接する町民運動場を利用しやすいように工夫をするなどし、あわせて、町民が集える広場的な施設とできるよう考えております。今後の計画については皆さんと考えていきたいと思いますので、ご協力をお願いしますようよろしくお願いいたします。

・質問者の所見
この施設、決定をしてからということですので、今までこの体育館は町民触れ合いの場として活躍した、多くの方々の思い出の場所でございます。
町民の代表として、管理運営委員会をしてきた各種団体とその現状を話し合ってからのそういった決定をされると、今後のいろんな各種団体の今の活動に支障がなかったんじゃないかなと、速やかな新たな新しい年度への繰越しができたんじゃないかなと思ったわけでございます。

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