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一般質問 -3月定例会-(6)

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岐阜県七宗町

■[質問]子育て世代の現状について 福井德一 議員
令和2年度に、子育て支援施設等設備基本構想を策定し、整備するとよいと把握しながらも、令和4年3月議会では、大切な子どもたちを七宗町で子育てをすることに喜びを感じてもらえるように環境の整備に取り組んでいきたいとの答弁でございました。
そして、神渕地区の放課後児童クラブについては、旧そろばん塾での利用を進めているとしながらも、町長はこの場所は仮であるとも言われました。乳幼児の検査等もコミュニティーセンターに移動し、こうしたことが、基本構想、基本計画に基づく整備なのでしょうか。子どもたちの成長過程のその時間一年一年は、心や体の基礎をつくる大切な時間であることは論ずることなくご承知だと思います。子育て支援施設の必要性については十分に認識していると答弁されて1年、どのような施設体制で子育て環境を進めていくのか、現状での取り組みと町長の考えをお伺いするものでございます。
続けてもう1点は、親子教室については、現在、社会福祉協議会が担当していますが、なぜ教育委員会が一括担当しないのか。乳幼児から保育園児、学童、生徒と、教育委員会が発達状況を把握して共有してカリキュラムの参考にしている現状、一旦、社会福祉協議会に委託する必要があるのか、その考えを町長に伺うものでございます。

[答弁]教育課長 佐伯義則
1つ目の質問について、子育て支援施設の整備についてのご質問ですが、本町には現在多くの課題が山積されており、全てをすぐに進めていく財政的余裕がない状況です。子育て支援施設についても、できれば早く取り組んでいきたいところですが、余裕のない状況の中からできる部分を少しでも進めるようにと、現在、神渕コミュニティーセンターで運営している児童クラブを単独施設で利用できるよう、旧そろばん塾を整備して、春休みから運用を開始するよう準備を進めております。また、今後においては、施設が老朽化している親子教室や保育園内にあるため手狭な子育て支援センターについても、令和2年度の子育て支援施設に関するアンケートのニーズなども踏まえ、町に合った施設について検討していきたいと考えております。子育て支援については重要な課題ですので、十分検討していきたいと思っております。
2点目の質問についてですが、親子教室の事業は、以前は児童福祉担当である住民課が担当しておりました。子育て支援につながるためにということで教育課が担当することになったのだと思いますが、事業内容が療育で児童福祉の関係なので社会福祉協議会へ委託することとなり、現在に至っております。隣の白川町でも、この事業については同様に社会福祉協議会へ委託をされているようです。

[再質問]福井德一 議員
町長が仮施設と言われた神渕児童クラブ、施設が老朽化している親子教室、保育園内にある手狭な子育て支援センター、これらは令和2年度に行った子育て支援施設に関するアンケートを踏まえ、町に合った支援施設、子育て支援施設については重要な課題としながら、いまだ検討していきたいとの答弁。町長、この現状をどのように捉え、この課題をどのように整備していくのか、いま一度伺うものでございます。
もう1点につきましては、白川町がやっていると言われて七宗もやっているという。
では、川辺町は教育委員会に移行しておる。隣町がどのようなことをやっておられようと、現状に合った進め方、組織でやっていただきたいと、いま一度考えていただきたいと思います。

[答弁]町長 加納福明
子育て支援施設については重要な課題であると認識しており、七宗町で生活し、子育てする保護者や子どもたちが気軽に集える場所で、利用する方法が使いやすく、憩いの場となるような施設が必要と考えます。
しかし、少子化が進む本町においては、子育て支援用の施設を建設することは財政的に難しいと考えています。今後、公共施設を整備していく際、子育て支援施設も含めた複合施設の整備や公共施設の統廃合による施設の利活用も視野に入れて考えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

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