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一般質問 -3月定例会-(7)

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岐阜県七宗町

■[質問]学校編成について 福井德一 議員
今年1月1日、町長が防災無線を利用しての挨拶や、1月発行の広報紙等の記載事項や、小学校、中学校の編成や位置決定についての問合せが複数あり、また、本町にもその問合せがあったと伺っております。町長の発表の内容は、いつ、どこで決定されたのかを伺うところです。学校の設置には設置条例があり、議会の議決が必要と理解をしております。そして、議会提出以前に、保護者の方々をはじめ、地域の方々への説明と理解が必要と思います。現段階は、保護者や地域の方々への説明資料であると報告を受けております。コロナ禍であり、多くの方を一堂に会しての説明や意見交換は無理もあり、小さな集会で回を重ね、理解を求め、そうした場で出される課題こそが理解を深め克服しなければならない大切な議論だと思っております。また、昨年からスタートした今後の学校の在り方について等々の説明会会場での町長の口から発せられる言葉からは、今後の学校の在り方、どのような学校を目指すのか、再編に対する熱が感じられない、そんな言葉も届いております。昭和56年6月の神渕中学校で、当時、校舎の新築を望むアンケート調査の結果から動き出した耐震度調査と統合中学の建設以来、多くの方々が幾度と議論を繰り返され、その都度、トップは苦渋の決断を余儀なくされてきました。子どもたちを取り巻く環境は当時とは大きくさま変わりはしていますが、学校編成の課題に今着手した七宗町の学校を創造するチャンスを捉え、できる限り多くの方々と議論を重ね、山間の少数生徒の学校だからできる文教施設、それに取り組む町長の熱い思いをいま一度語っていただきたいと思うわけでございます。

[答弁]町長 加納福明
今年1月1日に防災無線を利用して行った新年の挨拶の中で小中学校の再編についてお話しした際、1月発行の広報ひちそうに記載したように、町の再編の方針として、小学校と中学校をそれぞれ統合し、町内に小学校1校、中学校1校として、神渕に小学校、上麻生に中学校を配置する案で進めたいとお話ししなければならなかったところ、町民の皆さんには決定事項のようにお伝えしたことにつきましては深くおわびを申し上げます。現在はまだ保護者様と町の方針について具体的な話し合いを進めている段階で、今後は保護者様の意見を取りまとめ、住民説明会を経て、議会にて七宗町小学校及び中学校の設置等に関する条例の一部を改正に同意していただき、統合にかじを切りたいと考えます。以後、統合準備委員会等を立ち上げ、児童生徒、保護者様、地域住民の皆さんとの対話を大切にしながら意見をお聞きし、山間少数生徒の学校だからできる文教施設であるよう統合をなし遂げたいと思います。

[再質問]福井德一 議員
町長からも今も語っていただきましたが、今度の学校編成に係るその熱い思いというのを求めたわけですが、なかなかできませんでしたが、山間の少数生徒の学校だからできる文教施設とも言われました。
これはどのような学校か、いま一度お伺いをいたします。

[答弁]町長 加納福明
これまで、七宗町の学校教育は、少人数で、利点であるとことん子に寄り添う指導を通じて、学力定着支援や一人一人のよさを伸ばす指導に取り組んでまいりました。
その成果は、岐阜県教育委員会より高い評価をいただいております。また、個人においても、ものづくりで全国優勝するなど、今年度は教育委員会表彰を17名に授与いたしました。
今後も、子どもたち一人一人への支援を充実させるため、複式学級を回避するための学校統合を行うとともに、ふるさと七宗の教育資源を有効活用し、地域で支え、地域の学校として特色ある教育を推進します。さらに、日本や世界で活躍できる人材を目指して、英語教育やICT教育を先駆けて充実していきたいと考えております。

・質問者の所見
まずは現状の複式学級の回避をすることが当面の目標とすることがございますが、しかし、それでは今の町が抱えるこの課題の全ての解決にはなし得ないわけであります。
今の学童、生徒の数を維持し、または増やすための施策も今後は必要となってくると思います。
また、学校ではタブレット、ネット等を利用した教育、あらゆる面において学習に対応できるこうした対応、そしてまた、今、町長も言われましたように、国内外はもとより、そうした交流の輪を持てるいろんな分野での視野を広める学校、そんな体制づくりが必要かと思います。

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