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令和5年議会だより(4)

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岐阜県七宗町

◇質問 学校給食のオーガニック化について
市川裕隆議員
食べることは、生きていく上で大変重要なことです。
子どもたちの発育を考え、給食も教育の一環として取り組んでおられることと思います。
自然豊かな七宗町において、体によいものを食べて、子どもたちにとってよりよい環境を構築できればと思っています。
学校給食の無償化も始まりました。
そして、七宗町の給食の特色といっていい、地域の方の野菜を給食に取り入れることも大変すばらしいと思います。
全国的にもオーガニック給食の推進が叫ばれております。
多くの自治体は導入に苦慮しておりますが、これだけ環境が整っている七宗町ならば、他の自治体に先駆けて導入することが可能ではないかと感じております。
このような活動を町外にアピールすることにより、七宗町に関心を持ってもらうきっかけとなり、さらには移住につながると思います。
今の学校給食の現状と今後の取り組みについて、3点質問いたします。
町内の農家さんとの連携についてはどのように行われておりますか。有機の割合はどれくらいでしょうか。
2つ目として、七宗町の完全オーガニック給食は可能でしょうか。
3つ目として、七宗町のアピールポイントとして、オーガニック給食を取り組むことはいかがでしょうか。

◇答弁
教育課長 渡辺岳志
町内の農家さんとの連携については毎月地場産生産者会議を行い、入荷できる食材についてお願いしております。今後もこの取り組みは続けていきたいと考えています。
現在、オーガニックを指定して仕入れていないため、その割合は把握しておりません。また、完全オーガニック給食は、お米等の一部の食材限定で100%のオーガニック食材を使用している千葉県等の自治体はあるようですが、当町では児童生徒が少数のため食材を多く購入していないため、運搬納入していただける業者は限られており、広域で取り組みを行っていけば可能かもしれませんが、現状ではオーガニックにこだわった食材を納入する事は難しく、完全オーガニック給食は困難と考えています。
以上のようなことから、七宗町のアピールポイントとしてオーガニック給食を取り組む事につきましては、今のところ考えていません。

◇再質問
市川裕隆議員
大きな町ではできない小回りの利く七宗町ならではの施策と思い、質問させていただきました。
確かに現状では、大量にオーガニック食材を集めることは難しいと思います。
しかし、食の安全を意識したときに、少人数の七宗町なら取り組めると思います。
子どもたちのことを思い、先駆けてやることに意味があると思います。
完全オーガニック化は難しいにしても、一部でも徐々に変えていくことは可能であります。
食育の観点からも意義のあることだと思います。
七宗町のアピールポイントとして、オーガニック給食は考えていないとのことですが、加納町長の思い描く七宗町のアピールポイントは何がありますか。

◇答弁
町長 加納福明
町内の農家さんと協力して、子どもたちに安心、安全な給食を提供していきたいと考えています。当町としては、オーガニック給食をアピールポイントとして考えてはいません。

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