水道事業は、令和5年度の給水戸数(水道により給水を受けている件数)を3,728戸、年間の有収水量(水道料金徴収の対象となる水量)を959,580立方メートルと見込んでいます。
◆収益的収支(税抜)
◇収益的収支予算
水道水を供給するための予算です。
町の水道水は全て県営水道(岐阜県東部広域水道事務所山之上浄水場)で作られた水を購入して供給しています。このため、県営水道に対して、町水道事業も水道料金を支払っています(受水費)。また、安全で安心な水道水を安定して供給するため、水質検査、施設の点検や修繕などを行うとともに、施設更新などで借入した企業債の利息も支払っています。
これらの費用の多くは給水収益(水道料金)や一般会計からの補助金を財源としています。
◆資本的収支(税込)
◇資本的収支予算
水道施設の整備をするための予算です。
水道水を安定して供給するため、古くなった施設(配水管やポンプ所など)の更新や災害時においても重要給水施設(指定避難所・福祉避難所など)に水道水が供給できるよう、配水管の耐震化を行っています。
施設の整備や更新には、企業債や国庫補助金が充てられていますが、不足分は内部留保資金(補填財源)で補填しています。
・留保資金とは
減価償却費などの現金支出を伴わない支出や収益的収支における利益によって、企業内に
留保される自己資金。
◆令和5年度の主な事業
・経営戦略改定業務(13,310千円)
水道事業の健全経営を継続するため、人口減少に伴う給水量の減少や物価上昇、施設の老朽化に伴う更新費用の増加、料金改定などを反映し、平成29年度に策定した経営戦略を見直します。
・配水管耐震化事業(182,300千円)
重要給水施設(指定避難所など)において、災害時でも給水ができるよう配水管を耐震管に更新します。
・老朽施設更新事業(111,600千円)
法定耐用年数を超過した配水管のうち、漏水事故が頻繁に発生している配水管を更新します。
問い合わせ:上下水道課(担当 小川)
【電話︎】53-2621
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