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~シリーズ~「川辺かるた」で巡る川辺の魅力

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岐阜県川辺町

◆「く」
・雲(くも)紅(あか)く 夕日(ゆうひ)が染(そ)めて 幕引山(まくひきやま)

川辺町の西端に高さ30メートル程の一連の山並みが続いている。その形状は幕を引いたように見えることから、『幕引山(まくひきやま)』と呼ばれ親しまれている。米田富士から昇った朝日が幕引山に沈むとき、雲を紅(あか)く染め上げていく。古(いにしえ)の人々は、夕日を眺め無事に過ぎゆく一日に手を合わせ、明日を元気に迎えられるように祈りを込めていたことであろう。川辺西小学校の校歌にも『春は霞(かずみ)の幕引山 秋は月澄む飛騨の流れ』と謳われている。

◆「や」
・八坂山(やさかや) 御嶽百社(おんたけひゃくしゃ) 里(さとまも)守る

中川辺西端にある八坂山は、その周辺を含めて古地図には『城山』と記載されている。室町時代初期に山城が築かれ、城主は足利尊氏の重臣、赤松円心配下の武将との伝承がある。麓(ふもと)や近くの山には城に由緒(ゆいしょ)ある地名が多くあり、山頂には常に水をたたえる井戸や多くの礎石(そせき)が残っている。その後、御嶽講の尊崇(そんすう)を集める山となり、証(あかし)としての多くの碑(ひ)や寄進された石像が残されている。遠くに御嶽山が眺められ川辺の町も一望できる。

●「川辺かるた」とは
いろは48文字のうち「を、ん、ゐ、ゑ」を除いた44文字で構成され、川辺町のさまざまな魅力が札となって登場します。中央公民館の窓口にて1,000円(税込)で購入することができます。

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