■「やってみたい」をひきだす
今井:活動を通して、子どもたちとの関係性を築いていくことも大切だと実感しています。今、この子は何に興味があるのか、何が大変で何が楽しいのか、観察しないと分からないこともあるので積み重ねて活動を続けていきたいです。先生たちと協力して行なった授業のあとで、子どもたちが次はこうしたい!あれもやってみたい!と前のめりに取り組む様子をみるとやってよかったなと思います。
青木:先生方とすり合わせをしっかりと行なうのが大変なところでもあります。それでも時間を捻出してNestと進めてくれる中で、先生たちからもこうしたい、これをしたらおもしろそうかもという案が出てきたときは嬉しいですし、子どもたちと接したときの素直な楽しい!を目の当たりにするとやりがいを感じます。
■子どもは村の宝
福岡:
今後の展開として、地域全体で子どもたちと関わってもらうにはどうしたら良いかを考えています。「学校だけ」、「Nestだけ」「保護者だけ」ではなく村全体で子どもを育むには?ありがたいことに西粟倉村では「子どもは村の宝」ということは共通認識だと感じていますが、教育に関心のある人と、なんなら当事者の子どもたちとも1から話していきたいです。
もうひとつ、今後の大きな展望は、いろんな人の居場所になる拠点を作ることです。「自然体験」「文化体験」両方ができる場を構想しています。創作館を使用する話も進んでいて、子どもたちが活動する場所としてだけでなく、地域の人がきてお茶をしてもいいし、先生がきて勉強会をしてもいい、いろんな「やってみたい!」が集まる場所ができればと考えています。ゆくゆくは子ども食堂みたいなに多様な世代でご飯を食べることができたり、本屋や映画館のような機能も組み込んでだりしたいです。豊かな環境があればお子どもたちはちゃんと育つはず。のびのびと村で育つことで自信をもって15の春を迎えられると思っています。
西粟倉村だからできること、学べることを活かしながら子どもたちが存分に吸収できるように学校、地域一体となってサポートできる体制作りを目指されていました。
Nestは毎号の特色ある教育通信も執筆していますのでぜひチェックしてみてください。
文:西粟倉村広報係 宮脇
撮影・デザイン:SANSAI inc.
■今月のデザインについて
元気な子ども達の笑顔を、春の新緑を使って表現しています。
■広報にしあわくらより
広報にしあわくらは「村の元気」をコンセプトに誌面を作成しています。こんな特集をしてほしいという方は村民掲示板へ投稿をお願いします!
村民の皆さんへ西粟倉村の情報と共に元気を届けられる広報誌でありたいと考えていますのでご協力よろしくお願いします。
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