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連載2 知っておきたい安来市の歴史~歴史資料館資料~

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島根県安来市

安来市立歴史資料館の展示品を通して安来市の歴史を紹介する、このシリーズ。第2回は古~い時代の安来を紹介していきます。

◆旧石器時代・縄文時代の安来
市内でいつ頃から人々がくらし始めていたのか、皆さんご存じでしょうか?それを示すものが今
回紹介する、旧石器時代の遺物です。右下にある写真(本紙参照)の石器は小汐手(こしおて)遺跡(黒井田町)から出土した削器(さっき)(ナイフのような道具)と呼ばれるものです。
島根県内で確認された最古の旧石器遺跡は約3万年前とされています。小汐手遺跡の石器は遺構などに伴って出土したものではなく、年代ははっきりしませんが、少なくとも数万年前から市内に人々の暮らしがあったことを示しています。
また、意多伎(おたき)神社(飯生町)からの出土と伝わる尖頭器(せんとうき)(槍のような道具)という石器や菅沢(すがさわ)遺跡(広瀬町菅原)からは縄文土器が出土しています。市内でこの時代の遺跡は少なく、詳しい生活の様子など分からないことも多いのですが、岩屋(いわや)遺跡(荒島町)では、縄文時代の海岸線の跡が確認されています。縄文時代は温暖で海面が高く、内陸まで海が入り込んでいたことが分かっています。
こうした自然環境や出土遺物から当時の人々の様子に思いをはせてみてはいかがでしょうか。

問合せ:歴史資料館
【電話】32-2767

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