松江の文化力の次世代を担う人を紹介します!
■Vol.9 想いを人形で表現する
野崎千愛季(のざきちあき)
松江市出身、在住。
幼少期から絵や工作に関心を持ち、2021年秋から人形制作に取り組む。
2022年全国高校美術の祭典「美術工芸甲子園」で最高賞受賞。
私の人形制作がスタートしたのは、2021年の秋頃です。それまでは、絵画を中心として表現活動を行っていましたが、表現の幅を広げたいと思い、人形制作に取り組むようになりました。
小さい頃は、よく親に海や山に連れて行ってもらい、松江の豊かな自然と触れ合っていました。また、普段からお茶を点てる祖母の影響で、松江の茶の湯文化も私にとっては身近なものでした。松江の豊かな自然や松江ならではの文化にたくさん触れてきたことは、私の表現活動に大きく影響していると思います。
私が人形を制作するのは、伝えたいメッセージやアイデアが思い浮かんだときです。一貫したテーマとして「生きて感じること」を人形にのせて伝えたいと思っています。また、より多くの人に見てもらえるように、目を引き、印象に残るような作品制作を意識しています。
今までは、松江の自然や伝統文化などからインスピレーションを受けて作品をつくってきました。今後は松江だけでなく、日本国内をはじめ海外などのさまざまな場所を訪れ、新たな表現の幅を身に付けていきたいと考えています。また、私の作品を多くの人に知ってもらうために、海外のコンテストにも挑戦したいです。
これからも人形制作だけにとらわれず、いろいろな手段で私なりのメッセージを表現し続けていきたいです。
問い合わせ:文化振興課
【電話】55-5517
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