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雲南市 脱炭素社会実現プロジェクト 2050年温室効果ガス排出実質ゼロをめざして(2)

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島根県雲南市

■令和4年度の取り組み紹介
●森林資源の活用
◯竹を活用したバイオ炭※3の取り組み
概要:
・農業者も脱炭素に貢献できる取り組み。
・農地施用、炭素固定によるJ-クレジット化で副収入につながる。
・できた野菜を消費者が購入することにより、消費者も脱炭素に貢献できる。
・有機農業、里山整備、鳥獣害対策などにも効果がある。

※3:バイオ炭とは
木炭や竹炭などのような燃焼しない水準に管理された酸素濃度の下、350℃超の温度で加熱して作られる固形物。木材や竹等に含まれる炭素は、そのままの状態だとやがて分解され、二酸化炭素(CO2)として大気中に放出されるが、炭化して土壌に埋設すると超長期にわたって炭素が貯留されCO2削減に貢献することができる。土壌改良資材としてバイオ炭を使用することで、地力が向上するのみならず、温室効果ガスを削減し、気候変動対策に貢献できる。

◇無煙炭化器の貸し出し
合同会社グリーンパワーうんなんで無煙炭化器の貸し出しを行っています。
・直径1m(軽トラ積載可)×3基(無料)
・直径1.5m(軽トラ積載不可)×1基(有料)
詳細は合同会社グリーンパワーうんなんに問い合わせください。

問合せ:合同会社グリーンパワーうんなん
【電話】0854-49-8755

●ごみゼロ社会の実現
◯生ごみの減量化の取り組み
公益財団法人うんなんコミュニティ財団と一般社団法人ゼロ・ウェイスト・ジャパンとの共催により生ごみの減量化に取り組みました。

資源循環や環境の勉強会:24回
参加者:延べ433人
キエーロコンポスト※4製作:81基(うち体験講座13回開催)

《一人1日当たり150gの生ごみを削減》
→雲南市の人口に換算すると1年間で約2千トンのごみ削減につながります。

※4:キエーロコンポストとは
土中のバクテリアを利用して生ごみを消滅させる木製の容器。

◇お知らせ/令和5年度の学習会
市内団体の方々と連携しながら、環境に関する勉強会やキエーロコンポストの作成ワークショップを開催します。興味関心のある方はぜひ気軽に問い合わせください。

問合せ:公益財団法人うんなんコミュニティ財団
【電話】0854-47-7787

●人材育成
市は、一般社団法人Green innovation(グリーンイノベーション)(代表理事 菅原 聡(すがわらそう)さん)が主催し、次世代を牽引する若手リーダーを育成するGreen Innovator Academy(グリーンイノベーターアカデミー)(以下、「GIA」という)に参加しました。
GIAは、令和3年度から開催され、国内外から選抜された学生と企業の若手リーダーや官公庁、自治体の職員が参加し、オンラインと現場体験を組み合わせた約半年間のプログラムです。
令和4年度は、およそ100人が参加し、脱炭素を取り巻く国内外における最先端の知識・知見を身に付けるとともに、各界のリーダーたちと対話し、新規事業立案や政策立案の手法を学びました。

◯雲南市でフィードワークを行ったGIA2期生を紹介します
寺田雄飛(てらだゆうひ)さん
神戸大学4年生

GIAの活動を通して雲南市のさまざまな方と関わり、雲南市は「“まちとしての包容力”が高いなぁ」と感じました。私たちはよそから来たほぼ素人の学生ですが、その提案に真剣に耳を傾けてくれる方がとても多かったですし、ヒアリングをお願いするととても丁寧に教えていただけました。
おかげで全く疎外感を感じることはなく、半年前までは名前すら知らなかった雲南市を、第3の故郷のように感じています。

◯雲南市に関わっていただいたGIA1期生の活動を紹介します
令和4年7月と10月、それぞれ約1ヵ月間、延べ4人の大学生が雲南市に滞在し、公益財団法人うんなんコミュニティ財団と一般社団法人ゼロ・ウェイスト・ジャパンと協力し、ごみの減量化に関する環境学習やキエーロコンポストの製作をサポートしていただきました。

問合せ:環境政策課
【電話】0854-40-1033

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