あなたの健康をサポート♪病院保健師からのちょっと役立つ話

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■Vol.20　ドックのオプション、「脳ドックAI解析付き」が登場しました。
高齢化が進んでいる日本では、認知症患者の増加が課題の一つとなっています。
認知症の調査研究によると平成24年時点で患者数が約460万人でしたが、令和7年には700万人以上になると推計されています。
※島根県も高齢化率は全国上位であり、認知症対策は大切です。

一方で認知症にならないようにする予防医療についてもさまざまな視点から研究が進められています。認知症は、生活習慣病と言われる高血圧、脂質異常症、糖尿病などが関連しているといわれています。早期発見できれば運動や食事などの生活習慣の改善等により、発症を抑制したり病気の進行を遅らせたりできると言われています。
認知症には、いくつかの種類がありますが、中でも一番多いのがアルツハイマー型認知症です。脳の一部、特に記憶の中枢である海馬が萎縮するためにおきる認知症です。

「脳ドックAI解析付き」とは、脳ドックでのMRI画像を人工知能に読み込ませて、3年後にアルツハイマー型認知症になるリスクを予測します。
検査結果は右図のように出ます。脳の萎縮の程度は、現在の脳の状態が健常な脳に近いか、認知症の脳に近いかが分かります。また3年後の認知症になるリスクの確率が分かります。
当院では、脳ドックに追加して受けることができます。
最近もの忘れがあるなど気になる症状がある方は、ぜひ受けることをお勧めします。

◎図：結果の例
※「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」(平成26年度厚生労働科学研究費補助金特別研究事業)
※詳細は広報紙16ページをご覧ください。

◆どうやって受けられるの?
人間ドックなどの健診に併せて「脳ドックAI解析付き」をオプションとして申し込みください。雲南市立病院保健推進課に連絡してください。

◆料金は?
29,700円です。

申し込み・問い合わせ先：雲南市立病院　保険推進課
【電話】0854-47-7510