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自治体の皆さまへ

生前整理、考えるなら今でしょ!空き家のしまい方・活かし方(1)

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広島県江田島市

「空き家から草木が伸びて、私の敷地に入ってきて困っている。どうにかならない?」「隣の空き家に蜂の巣があって、周辺を飛び回っていて怖い。持ち主に連絡してもらえない?」など、令和4年度に市に寄せられた空き家に関する相談は約40件。住む人がいなくなり、管理されていない空き家には、さまざまな問題が発生しています。
今月と来月の広報紙で、皆さんの身近にある「空き家」について考えます。

■空き家は増加傾向
市では、市内の空き家の所在や状態などを把握するため、平成27年と令和3年に実態調査を行いました。調査の結果、令和3年に把握した空き家と思われる住宅は1865戸あり、前回調査と比較すると約500戸増加していました。
住宅の状態を見ると1865戸のうち、約80%は再利用が可能である一方、残りの空き家は、損傷が激しく、建築材料の落下や倒壊等の危険性があると想定される不具合が見られました。

■所有者の困りごと
平成27年の調査の結果、小規模修繕により再利用可能などの状態にある約600戸の所有者にアンケートを実施したところ、現住所から空き家までが遠い、身体的・年齢的な問題、管理の手間などが困りごとの上位にあがっていました。
その他では、費用の支出が困難で解体できない、家財や荷物の処分、仏壇の扱い方、空き家の売買や賃貸の仕方がわからないなど、困りごとは多岐にわたっています。

■生前整理の話し合い
空き家の取得理由で最も多かったのは相続ですが、活用や解体がされず、結果として、不具合が見られる空き家へと繋がっています。
市では、空き家バンクのほか、空き家の解体、相続登記、修繕等の費用の補助を行っていますので、親子や親族などで、生前整理について話し合ってみてはいかがでしょうか。

▽空き家の利用で困っていること

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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