生前整理、考えるなら今でしょ!空き家のしまい方・活かし方(2)

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■知って活用　空き家バンク
空き家バンクでは、売買・賃貸を考えている空き家をポータルサイトに掲載して、物件の情報発信をしています。
平成19年度から令和4年度までの16年間で、登録した物件数約370件うち、売買や賃貸の成約件数が約280件(成約率約77%)と、多くの空き家が活用されています。特に、令和3・4年度の成約件数は県内で2番目に多く、政令指定都市(広島市)に近い江田島市が選ばれています。

▽相談は広島市が多い
市が移住相談を委託している(一社)フウドの調査では、広島市内の居住者からの相談が最も多いそうです。年代は20～70代と幅広く、相談者の約7割が定住を目的に空き家バンクの物件を探しています。

▽ポータルサイトhodohodo(ほどほど)
「hodohodo」の特徴は何といってもVR(360度カメラ)による物件の内覧ができるところ。遠方に居住している方でも、VR内覧が可能な物件であれば、スマートフォンなどで、部屋の様子を見ることができます。VR内覧ができることで、相談件数も成約件数も増加しています。
なお、広島ホームテレビの番組で、市のVRの取り組みが紹介されていますので、本紙QRコードからご覧ください。

問合せ：
空き家対策補助金都市整備課【電話】0823-43-1647
空き家バンク企画振興課【電話】0823-43-1630

■空き家対策講演会を開催
「家財の片付け」は、空き家の所有者が抱える悩みの1つです。講演会では、家族が抱える問題や空き家の片付けの事情、放置のリスクなど、一緒に考えてみましょう。
空き家になる前にしておく整理や、親子や親族で話すためのきっかけづくりとして、ぜひ、ご来場ください。
日時：10月29日(日)午後1時～3時
場所：大柿市民センター
内容：空き家になった時、なる前にしておく整理～解決に向けて一歩前進するための片付け～
講師：湯上みどり(片付けコーディネーター)

■相続登記が義務化されます～令和6年4月1日から～
令和6年4月1日から、相続登記が義務化されます。土地や建物を相続し、まだ登記をされていない方は、申請義務違反とならないように、早めに手続きを行ってください。
また、ご両親が土地や建物を所有している方は、相続登記を忘れないように注意してください。

▽次のポイントに注意
・相続または遺贈によって不動産を取得した相続人は、相続したことを知った日から3年以内に相続登記の申請をしなければならなくなります。
・正当な理由がないのに義務に違反した場合、10万円以下の過料の適用対象となります。
・過去に発生している相続等も対象となり、義務化から3年以内に登記する必要があります。

問合せ：広島法務局呉支局
【電話】0823-21-9289