トーク企画 市長としゃべらんで Vol.13(2)

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▽鴨島駅前商店街の昔話
市長：そうしましたら駅前商店街の昔話や思い出みたいなものがあればお聞きしたいと思います。
鎌田：中学校くらいまでは、とにかく肩がすれ違うくらい平日でも凄い賑わいでした。
市長：いわゆる文化座と有楽座だったかな。
鎌田：僕が子どものときは有楽座。文化座はすぐご近所やけど、いつもバンドの練習している人たちがいて、銀座通りに3件くらいパチンコ屋があったね。
中央通りができて、まだ歩道もできてない頃に飴屋とか紙芝居屋とか、そらもう賑わっていましたね。それが中学、高校、大学くらいからだんだんシャッター通りになっていくんです。どなんかせなあかんわ言うて25年くらい前に、うちの店も移転して、その店の前からスタートしたのがまちかどコンサートです。「月に1回でもなんかしていこうよ。なんでもええけんしよー」って。それとその頃にフリーマケットも流行りだして、銀座通りでフリーマーケットをしたり、さまざまな人に出してもらってね。その頃はうちの前もまだ店がたくさんあったけん結構賑わってね、取材も来ていただいたりしました。
ようやくここ数年にかけてテイクアウトとかを中心に10店舗くらい、新規店舗が出てきたんですよ。
15年ほど前からコンサートのメンバー以外にも集まっていただいて、わくわくサロンや駅の周辺でフリーマーケットをしたり、大判焼きをしたり、そういうことをまちづくり会議の皆さんでしていったんです。
市長：まちかどコンサートも250回。
鎌田：5月で248回かな。おかげさまで25年です。その途中でアマチュアバンドの日本一を決める大会でグランプリをいただいてね。
市長：10年ちょっと前に、おやじバトルですね。
鎌田：おやじバトルで優勝させてもらってね。吉岡社長にも応援に九州まで来てもらって。
吉岡：あんな感動はなかった。
鎌田：私自身もびっくりしました。
市長：ちょうどあの時期くらいに、私も鎌田さんの存在を強烈に知りました。
鎌田：街のことにいい評価をいただきました。うまいのはなんぼでもおるけど、音楽もいい曲やったし、まちづくりの過程でそういう活動を認めていただいてありがたかったです。
市長：「わくわくの扉」は非常に印象に残っています。
話は変わりますが、駅前の中央通りと銀座通りの間にある稲荷通りってレトロな雰囲気ですね。
鎌田：あれはあのままね。活用したらええんかいなって思いよんやけどね。わざわざああいうセット作らんでも、そのまま昔ながらの雰囲気を生かしていきたいと思ってるんよね。
工藤：僕は小学校のときに映画館があって、ガメラ対ギャオスとかを観に行ってましたね。それでトランプっていうお菓子があって、懐かしいでしょ。あれを買って映画を何本も観ましたね。怪獣映画ばっかりです。
鎌田：首が三つある怪獣を置いとったり。
吉岡：キングギドラな(笑)ゴジラもおったよな。
鎌田：ほんでパン屋の裏やけんパンの耳ばっかり茶色の紙袋のごつい袋に入れてね。それを映画館で食べる(笑)中学生くらいと思う。
吉岡：食べよったな。
市長：僕が生まれる全然前ですけど、山川町にも昔、町筋の方に映画館があったんです。当時の娯楽は映画だったんですね。