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自治体の皆さまへ

今日から始める脱炭素(ゼロカーボン)(2)

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愛媛県内子町

■始めよう、できることからゼロカーボンこれも「脱炭素」だったんだ
二酸化炭素を出さないことも、より少なくなるほうを選ぶことも「脱炭素」。実は身近なところにもエコな取り組みはたくさんあります。再生可能エネルギーである木質バイオマス発電をはじめ、町の皆さんが取り組むいろいろな「脱炭素」を紹介します。

◆有限会社内藤鋼業 代表取締役 内藤 昌典(まさのり)さん
◇「再エネの地産地消」で目指す脱炭素
木質バイオマス発電所は、間伐材などから作った木質ペレットを熱し、発生させたガスを燃料にして発電しています。原料となる木材が成長する過程で二酸化炭素を吸収することから、再生可能エネルギーの一つとみなされています。
発電に利用する木質ペレットは100%未利用材で作られています。これまで山に捨てられていた木材を収益化することで、少しでも山に手を入れる人が増えてくれればと期待しています。山林は、適切な時期に切って次を植えるというサイクルを回していくことが重要です。木材としては直径20センチくらいが一番高く売れます。環境の面でも、スギであれば30年生くらいまでが二酸化炭素の吸収量が多いといわれています。木材の利用が増えることで二酸化炭素も効率的に減らせるという好循環が生まれます。
内子町の木を使うことも大切です。町内2カ所のバイオマス発電所は、原料となる木材を地域内で無理なく供給できる量を考慮して設計しました。大規模な発電所では大量の木材を地域外から仕入れなければならず、経済が循環しません。都会のまねをするのではなく、地域にあるものをうまく利用して、今この町で一番いい方法を考えればいいのです。いつか町の電気を100%再生可能エネルギーで作って「エネルギーの地産地消」を実現するのが私の夢です。

◆まちの皆さんが実践する「脱炭素」について聞きました
◇伊達 環美(たまみ)さん(上宿間)
ごみを減らすよう意識しています。使い捨ての容器や割りばしはなるべく使わず、買い物の時は必ずエコバッグ。量り売りのお店は余計なごみが出なくていいですね。面倒と思うかもしれないけれど、慣れれば「少しの手間は仕方ない」と思えます。まずは家族から意識を広めていきたいです。

◇河田 賢二(けんじ)さん(田中)
自宅に太陽光パネルを設置しています。内子町の補助があること知って導入を決めました。日々の発電量などがモニターで見られるので、節電の意識づけにもなっています。電気をこまめに消すなど当たり前のことですが、ちょっとした節約がエコにもつながればと思います。

◇佐伯 リヱさん(内子21)
6年ほど前から緑のカーテンを育てています。ゴーヤなどのつる性植物で作る、直射日光を遮る覆いのことで、暑さが和らいで冷房の節約になります。愛犬のケージにも作ったら、暑い日はカーテンの陰で涼んでいました。適度な木漏れ日で、日よけシートのように暗くなりすぎないのもいいですね。

◆再エネ設備購入を支援しています
◇愛媛県 住宅向け太陽光パネル・蓄電池共同購入事業
愛媛県では太陽光発電設備や蓄電池の購入希望者を広く県民から募り、一括発注することで価格を抑え、お得に購入する共同購入事業を始めました。内子町の補助金も併用できます。
登録期間:~9月6日(水)
申込方法:(1)専用サイトから参加登録、(2)見積りを確認、(3)現地調査後に購入判断
※詳しくは県のホームページをや案内チラシをご覧ください。

問い合わせ:愛媛みんなのおうちに太陽光事務局
【電話】0120-623-100

◇内子町 地球温暖化対策設備導入事業補助金
内子町では太陽光パネルなどの導入費用の一部を補助しています。利用には着工前の申請が必要です。
補助対象:自らが居住または居住を予定する町内の住宅に導入する人で、町民税等の滞納がない人
対象設備:太陽光発電システム、家庭用燃料電池、家庭用蓄電システム、木質バイオマス利用設備(事業所も可)、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)
※詳しくは内子町のホームページをご覧ください。
ID:0132655

問い合わせ:環境政策室
【電話】0893-44-6159

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