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書道パフォーマンス甲子園特別企画(2)

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愛媛県四国中央市

▽青春!書道パフォーマンス甲子園
大西:昨年、初めて生で拝見させていただきました。演技やダンスもあり、書道の枠を超えた総合芸術だなと感じました。他のものには例えられない面白さがあります。終了後のインタビューで、仲間や恩師に向けて選手たちが語る、素直で純粋な気持ちには心が洗われました。泣いちゃいますね、あれは。
青柳:本当にキラキラ輝いていました。ひたすら素直で真っすぐ。そして、筆先から伝わってくる研けんさ鑽ん力の高さたるや。華やかな演技の根底にある血と涙と努力が目に浮かんで涙が出ました。
大西:高校生たちの「伝えたい」という、純粋で混じり気のない気持ちが、見る方にちゃんと伝わってきました。文化系の活動のはずなのに、こんなにも熱くて情熱的なんだって、感動を覚えました。
青柳:「高校生」って人生の中でも重要な時期だと思うんです。その時に、選手やスタッフとしてこんなに素敵な大会に参加できるというのは、何ものにも代え難い経験だと思います。挑戦と失敗を繰り返しながら夢に向かって真っすぐ進む。泥臭くてそして熱い。まさに青春です。
大西:でも本人たちは「これが青春だ」と分からずにやっている。それが良いですよね。大人になると色々なものが邪魔をして、純粋に何かに打ち込むということが難しくなります。「甲子園」を目指せるのは高校生の今だけ。だからこそ、一心に打ち込んで欲しいですね。
青柳:私の高校には書道部がありませんでした。今思えば、大学時代に書道部を盛り上げようと四苦八苦していたことが、青春だったんだと思います。あの時間がなければ、書道パフォーマンスに出会っていなければ、今の私は無かったはずです。
大西:僕は四国の田舎まちに住んでいたので(笑)、高校時代は本を読んだり、のんびり色んなことを考えたりしてましたね。大学時代はバックパックを背負って海外へ行き、さまざまなものを見ました。そのときにしか経験できないことがある。それをすることが「青春」だと思います。

▽はじける我らの『書道愛』
青柳:今大会のキャッチコピー「はじける我らの『書道愛』」は、初めて聞いたときに「書道パフォーマンス甲子園そのものだ!」と思いました。青春パワー全開で素敵です。
大西:コロナ禍で我慢を強いられていた分、思う存分はじけて欲しいですよね。キャッチコピーを表現したポスター(表紙参照。25ページに関連記事)も素晴らしかったですね。意図的に後ろ姿で描かれているので、選手が自分自身と重ね合わせられる良いデザインになっています。高校生の大会のポスターを高校生自らが描き、高校生だけで決めるというのはとても素晴らしいことですね。
青柳:先日、大会の運営を担う高校生たちの会議に参加させてもらいました。発言するのも取り仕切るのも高校生。大人が仕切らないからめっちゃ時間がかかるのですが(笑)、高校生たちが交わす自由な意見と、それをそっと見守る事務局職員の愛に感動しました。
大西:若者の感性は僕たちを超えてきます。こちらが当初面白くないと思った漫画がその後ヒットして、やはり若者の感性が正しかったことが分かるというようなことも多いです。新しい何かを生み出そうとするときは、大人たちはまず自分を否定して、若者の感性を信じることから始めることが大切だと思います。
青柳:そう思います。選手のみなさんには、自分の感性を信じて、どんどん新しいことにチャレンジしてもらいたいです。そして多くの方にそのパフォーマンスを見てもらいたいです。一度見れば、必ず大会の素晴らしさが伝わるはずです。
大西:本当にそうですね。見れば絶対面白いし、自分でもやってみたくなると思います。大きな筆で墨まみれになりながら書いている選手の姿を見ると、気持ち良さそうだなと感じます。

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