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CDO補佐官 鈴木邦和(くにかず)のDXのすゝめ(第7回)

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愛媛県大洲市

今回も海外の先進国のDX事例を紹介します。近年、デジタル技術を活用して、都市の機能やサービスを効率化・高度化する「スマートシティ」が世界各地で広がっています。世界でも最先端のスマートシティとして注目を集めているのがスペインのバルセロナです。バルセロナの特徴は、街中にセンサーを実装して各種データを収集し、「センティーロ」と呼ばれる統合システムが都市を運営している点にあります。例えば、夜間の街灯は周囲の状況や治安を加味して明るさを制御したり、公園の散水栓も気温や湿度に応じて調整したりしています。また、街中の全てのゴミ箱にセンサーが設置され、満杯のゴミ箱が優先して回収されるようになっています。さらに、これまで警察が担当してきた速度取り締まりや駐車違反も、スピードセンサーやカメラによって報告されるようになりました。
これらはスマートシティにおけるセンサーを活用した事例ですが、いずれも「とにかくデジタル化すればよい」という発想でありません。あくまでも住民目線で困っている課題に対して、人の手が足りないところにテクノロジーの力を借りるといった考え方で運営されているのです。

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