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CDO補佐官 鈴木邦和(くにかず)のDXのすゝめ(第8回)

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愛媛県大洲市

今回は「DXによって子どもたちの教育はどのように変わっていくのか」をお伝えします。
近年の新型コロナウイルスの影響により、公立の小中学校の児童生徒に「1人1台のデジタル端末」が整備されました。これまで日本の学校では、授業中に先生が黒板に板書して、子供たちはそれを書き写すスタイルが一般的でした。そうすると、積極的に手を上げて発表する子は授業に参加出来ましたが、授業の内容がよくわからない子供は取り残されてしまうケースもありました。しかし、1人に1台の端末とネットワークの環境があれば、先生はすべての子供の回答をその場で確認し、習熟度をチェックしながら授業の速度などを調整することができます。また、家庭での宿題においても、デジタル端末を活用することで、例えば、生徒が過去に間違えた問題を重点的に再表示させるなど、生徒一人一人に合った学習が可能になります。
このように、デジタル端末を活用した新しい教育の形は、文部科学省が「個別最適な学び」と謳って推進しているものです。DXは単なる効率化だけでなく、教育の質の向上にもつながるものとして期待されています。
次回も国内におけるデジタル化の取り組みについて、引き続きご紹介します。

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