文字サイズ
自治体の皆さまへ

鬼北町議会 6月定例会(2)

6/34

愛媛県鬼北町

■一般質問(つづき)
◆兵頭稔議員
◇総務財政課の施策概要について(つづき)
《問》ドライバーの1日最高の実ハンドル時間、走行キロ、長距離運転の場合の休憩時間について。
《答》「鬼北町バス運行管理規定」では、1日の実運転時間を、運転手1人につき6時間以内としている。
また、走行距離は、マイクロバスの走行距離上限を300キロとし、中型バスを350キロとしていたが、令和元年11月からは、中型バスの老朽化により、県内限定とする運行制限を設けたので、マイクロバスの走行距離の上限を350キロとして運用している。この距離数は、運転手の健康面において、国土交通省が示す基準である昼間500キロ、夜間400キロを超えない範囲で、運転手と協議し、定めた上限となっている。
また、350キロを超える場合であっても、特別な事情により、町長が許可する場合に限り、国土交通省の基準を超えない範囲で走行することも可能としている。
長距離運転の場合の休憩については、有償で運行をしている運送事業者の場合、「貨物自動車運送事業法」の規定により休憩した地点や日時を記録する義務があるが、公用車の場合は、規定がないため、行程スケジュールを確認した上で、適宜休憩をとるよう使用申請者(担当課)と調整を行っている。
なお、運転手の健康と安全のため、厚生労働省が示している「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」にある、運転時間4時間ごとに30分の休憩、もしくは4時間以内に30分の休憩を分割して確保するよう、改めて周知していきたいと考えている。

◇日吉支所の施策概要について
《問》林道日向谷節安線開通とあるが、開通予定日について。
《答》林道日向谷節安線については、日吉地区の日向谷地区と父野川上地区を接続する基幹林道として、特殊森林法人森林開発公団によって、平成6年度に着手され、その後、平成21年度から愛媛県が事業を引き継ぎ、現在、令和9年度完成予定で開設事業を進めている。

《問》町職員が自然体験や清流イベント等に勤務した場合の扱いについて。
《答》節安ふれあいの森では、4年前までは、毎年、日吉地域の住民の方を中心に活動している「日吉一希を起こす会」が、清流と親しむイベント「せせらぎ魚っちんぐ」を開催していたが、新型コロナウイルスの影響により、3年間中止を余儀なくされ、今年度は、7月16日の日曜日に、4年ぶりに開催する予定で準備を進めている。
イベントを主催する団体に役場職員が所属し、参加している場合は、勤務としての取り扱いはしないが、イベント当日に、節安ふれあいの森を担当している日吉支所の職員に、勤務を命ずる必要がある場合には、月曜日から金曜日までの勤務日に振替休日を割り振る予定にしている。

◆中山定則議員
◇地域公共交通計画について
《問》運賃割引等にかかる補助事業の計画内容について。
《答》運賃割引の対象とする交通機関については、町内タクシー及び町内を運行する民間路線バスを想定し、対象者については、免許を有さない高齢者等を助成対象者として、検討している。
具体的には、利用者が対象の交通機関を利用する際に、町が発行する交通系カード、または、スマートフォンアプリによるキャッシュレス決済により、割引後の運賃をお支払いいただき、割引分の運賃相当額については、今年度、開発導入を予定している管理システムにより、事業者へ補填することを想定している。
割引率や割引となる運行範囲など、制度詳細については、現在、担当課において、恒久的な助成制度として制度設計を進めているほか、システム概要や事業実施時期については、交通事業者等の意向も踏まえ、今後、関係事業者及びシステム開発事業者との調整を進める予定としている。

《問》バス等の公共交通乗り方イベントの内容と効果について。
《答》基本計画においては、保育所等での出前講座や、高齢者が集う地域サロン等での公共交通乗り方イベントの開催に取り組むこととし、子供の頃からバス等の公共交通機関に慣れ親しむ機会として、また、高齢者の皆さんには、町が実施する運賃割引事業のご案内やキャッシュレスによる乗り方講話など、ご理解を深めていただける機会として計画したところであり、地域公共交通の利用促進効果を期待し、取り組んでいきたいと考えている。

《問》バス等の公共交通を利用したお出かけプラン座談会の内容と効果について。
《答》公共交通機関を利用して目的地まで外出した場合の「所要時間」や「利用運賃」、「到着時間」などのプランを元に、その利便性等について意見をお聞きするなど、座談会を計画するものであり、座談会での意見については、交通事業者と情報を共有し、運行ダイヤの見直し時期において参考とするなど、利便性の向上を目的に取り組むものである。
なお、今年度については、三島ふれあいタクシー運営協議会にご協力をお願いし、座談会内容について協議の上、実施をしたいと考えているところである。

《問》法定の交通会議、地域公共交通活性化協議会の会議のほか、定期的に鬼北町と交通事業者との連絡会を開催する考えはないか。
《答》これからの地域公共交通の在り方や支援施策を推し進める上で、議員ご提案の連絡会開催については、町としても重要な視点と捉え、今後、交通事業者の意見も踏まえ、開催に向け、協議・検討を行っていきたいと考えている。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU