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自治体の皆さまへ

特集 今後の人生を考える大切な人に伝える(2)

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愛知県大府市

■県内初 終活登録制度
「わたしのさくら登録」
皆さんが、病気などによって意思表示が難しくなった場合や、いざというときに、関係機関や自分が指定した方に思いを託すことができます。

◆終活登録制度 ABOUT
いざというときに向けて終活の準備をしてきた方が、自分で判断することが難しくなったり、亡くなったりした場合に、さくらノートの保管場所やノートに記入した内容が分からなくなってしまうことも考えられます。
このような場合に備える終活登録制度「わたしのさくら登録」を、10/2(月)から開始します。本人の残した大切な思いやメッセージが末永く引き継がれていくよう、終活に関する情報を事前に登録しておくことで、万が一の際に警察などの関係機関や事前に登録した方に情報を開示できます。

対象:市内在住のさくらノートをお持ちの方(所持希望者)
登録可能な情報:
(1)さくらノート保管場所
(2)もしものときに連絡してほしい人
(3)預貯金・保険情報
(4)かかりつけ医
(5)人生の最終段階の医療
(6)献体・臓器提供
(7)遺言書
(8)葬儀
(9)お墓 について
登録情報の開示先:
(1)警察署
(2)消防署
(3)医療機関
(4)福祉事務所
(5)事前に登録された開示先
料金:無料
申込:10/2(月)から、本人確認できる書類と記入済みのさくらノートを持参して、福祉総合相談室(8番窓口)へ。
※認知症などで本人による判断が困難な場合は、後見人などが代理で申請できます。
※情報を登録した証として、登録カードを交付します。

○自分のため、家族のための終活
NPO法人福祉サポートセンター
副理事長 丸山冬芽さん
人はみんな、生まれた時から「死」に向かって歩いていきます。誰でも最期を必ず迎えます。それは、高齢者だけの話ではありません。日頃から家族で、「生きること」「死ぬこと」について、楽しく話し合える機会が持てるようになるといいなと思います。「死」に対する価値観や最期の希望を伝えないまま、この世を去ることになったら、残されるパートナーや家族の皆さんが悩むかもしれません。自分の大事な人の命の時間や治療の選択を決めるのは、とても難しくつらいことです。そんな事が起きないよう、自分事として「楽しく終活」していきませんか?

○考えられるうちに今後のことを考える
昨年、パートナーを亡くして、一人になってからは不安なことだらけでした。この終活登録制度は、自分が病気になったときでも緊急連絡先へと連絡がつながるので、とても安心ですね。1年間は頭が真っ白で何も考えられませんでしたが、やっとこれからは自分のことを考えられるようになったので、終活について真剣に考えていこうと思います。まずは、自分で考えられるうちに、今後の人生でしてほしいことをさくらノートに書き込んでいきたいです。
佐藤キサ子さん

■終活セミナー
終活に対する理解を深めることを目的とした終活セミナーは、金融機関などの協力により「人生100年時代 今から準備しておきたい知識と対策」などのテーマで各公民館などの身近な場所で開催しています。

◆講座案内
さくらノートの書き方を学ぶ 終活セミナー
日時:11/21(火)11:00~11:30
場所:横根公民館
定員:20人(先着順)
料金:無料
申込:直接会場へ。

○参加者の声
参加するまでは、正直終活のことはピンときていませんでした。しかし、セミナーに参加してみて自分の思いを家族に残すことは大切だと思いました。まずは、さくらノートを書いてみたいと思います。

○参加者の声
終活のことを考えるきっかけになればと参加しました。とても分かりやすい説明で、参加してよかったです。
娘と同居しているので、自分のこれからのことを話し合う機会を作りたいなと思いました。

問合せ:横根公民館
【電話】46-7722

■大府の未来へ想いをつなぐ 遺贈寄附を受け付けています
近年、社会貢献に対する関心が高まる中、市では遺贈による寄付を受け付けています。遺贈とは、遺言により遺産を特定の個人・団体に贈ったり、寄付したりすることをいいます。皆さんの貴重な資産を市に寄付していただくことにより、そこに込められた思いやメッセージが次の世代に受け継がれるよう、有効に活用させていただきます。
市では、皆さんの大切な思いを確実に残すため、金融機関と遺贈寄附に関する協定を締結し、専門的な知見を生かし、遺贈寄附のお手伝いをします。詳細は、市ウェブサイトをご覧ください。

■一人一人が安心して暮らせるよう支援していきます
長い間の生活と心情を積み重ねてきた、かけがえのない人生や郷土への思いを大切な人たちに伝えませんか。市では、超高齢社会を迎えるにあたり、あなたの大切な人に思いを伝えるお手伝いをしたいと考えています。
さくらノートは、元気なうちにこれまでの自分自身を振り返り、これからの人生をイメージするために作りました。家族で今後のことを話し合うきっかけにもなりますので、自分の考えや思いを書き留めてみてください。10/2(月)からは、あなたの想いを大切な人たちに伝えていくために、終活登録制度「わたしのさくら登録」を始めます。この機会に、さくらノートの作成とともに、この制度を利用してみませんか。
福祉総合相談室 山下智子

問合せ:福祉総合相談室
【電話】45-6219

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