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自治体の皆さまへ

防災士に聞く 大府防災(1)

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愛知県大府市

■全国各地で多発する「災害」
最近、頻発する震度5以上の地震。
近年、甚大な被害をもたらす台風や豪雨。
毎年、全国各地で多くの自然災害が発生しています。
平成12年9月に東海豪雨が襲い、市内各所で、甚大な浸水被害に見舞われました。
自然災害大国である日本で暮らす私たちにとって、「災害」は避けられません。

■大切な命を守る「防災」
しかし、いざというときのために、日頃から備えることは大切だと分かっていても、毎日忙しく過ごす私たちは、「いつ起きるか分からない」ことは、ついつい後回しにしがちです。
6月に入り、これからのシーズンは、短時間で非常に激しい雨が降る可能性が高くなります。
今号の特集では、「防災」のプロである防災士の皆さんから、自分や大切な人の命を守るための災害に対する日頃の備えの大切さを学びます。

◆防災士とは ABOUT
防災・減災の分野において、一定の知識・技能を修得したことを認定特定非営利活動法人日本防災士機構が認証した人のこと。市内には、116人(R5.3.31現在)の防災士がいます。

◆防災士の役割 ROLE
防災士は民間資格であるため、取得したからといって義務的な行動を求められることはありません。地域や職場での防災教育・防災啓発活動への協力などを通じて、習得した知識を共有することで、地域の防災力を高めることが期待されています。

▽INTERVIEW
防災士 倉元須麻子さん
地域で行われる防災訓練などに参加してみて、もっと防災のことを勉強し、知識を身に付けたいと思い、防災士の資格を取りました。災害時の避難所に女性防災士がいると、女性目線の対応ができ、プラスになると思います。
まずは、自分と家族の身を守るために、学んだ知識を活用していきたいです。そして、そこから徐々に周りの人にも防災意識が広まって、地域の防災力の向上に貢献できたらうれしいです。

▽INTERVIEW
防災力は大切な人を守るための最強の武器 防災士 寺島恵
実際に防災士の人から話を聞く機会があり、自分も防災の知識を身に付け、大切な人を災害から守りたいと思い、防災士の資格を取りました。今は、DAIWA防災学習センターに勤めていて、防災セミナーなどを通して、市民の皆さんに防災の重要性を伝えています。日頃から災害に備えておくことの大切さを一人でも多くの人に伝えて、災害時の被害を最小限に抑えることができたらと思います。
防災力を身に付けることは、自分の大切な人を守ることにつながりますので、スキルアップの一つにぜひ加えてみてはいかがでしょうか。防災に興味を持っている方や、今後に備えて少しでも防災の知識を学びたい方は、お気軽にDAIWA防災学習センターへお問い合わせください。

■防災士の資格取得費を補助します
地域で防災啓発・訓練の指導的な立場として活躍する防災士の資格取得費を補助しています。
対象:市内在住・在勤・在学の方
補助金額:上限1万6500円
申込:防災士資格の取得後1年以内に申請書に必要書類を添えて、直接危機管理課へ。
※申請書は、危機管理課・市ウェブサイトに用意しています。

問合せ:危機管理課
【電話】45-6320

■大災害発生時は、電気・水道・ガスなどのライフラインが停止します
「ないと困るもの」を備蓄品として準備しよう

◆備蓄品の例
○情報の収集・確認
・携帯ラジオ
・乾電池・蓄電池
・携帯電話・スマホ
・モバイルバッテリー
・連絡先の控え
・身分証明書のコピー
・筆記用具・メモ
・ハザードマップ・地図

○避難用具
・ヘルメット・防災頭巾
・ヘッドライト・懐中電灯
・雨具
・運動靴

○水・食料
・飲料水(500mlの物を持てる範囲で)
・食料(缶詰・レトルト食品など)

○貴重品
・現金(小銭を多めに)
・預貯金通帳
・印鑑
・家・車の鍵(予備)

○衛生用品など
・救急手当セット
・ウエットティッシュ
・ハンカチ・タオル
・携帯トイレ
・ビニール袋
・カイロ
・消毒液

○POINT
・停電時、スマホなどの充電がなくならないよう、モバイルバッテリー・蓄電池を用意しましょう
・クレジットカード・電子マネーが使えないときのために現金を用意しましょう
・水道が止まってトイレが使えないときのために携帯トイレを用意しましょう
・離乳食・おむつ・常備薬・眼鏡(コンタクトレンズ)など、生活に欠かせない物を確認しましょう
・カップラーメンや缶詰など、食べ慣れている食料を少し多めにストックすることもおすすめです

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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