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[特集1] 未来環境創造戦士エコマンダーと実現しよう! ゼロカーボンシティ(2)

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愛知県岡崎市

Q.“脱炭素先行地域”とは?
A.2050年カーボンニュートラルの実現に向け、全国に先駆け、地域特性に応じた脱炭素の実現に取り組む地域のこと。
岡崎市・愛知県・三菱自動車工業株式会社の共同提案によるQURUWA※地区の7町内会を核とした計画が環境省により選定されました。

※岡崎市の中心部を流れる乙川を囲む乙川河川緑地、桜城橋、中央緑道、籠田公園、図書館交流プラザ、岡崎公園、名鉄東岡崎駅などの各拠点を結んだ「Q」の字の主要回遊動線

「QURUWA地区が全国のお手本に!!」

■脱炭素先行地域
▽太陽光発電・蓄電池
戸建て住宅やオフィスビルへ太陽光発電・蓄電池を導入

▽EV車のバッテリー再利用
EV車から回収されるバッテリーを定置型蓄電池として防犯灯などに再利用

▽公用車のEV化 EVカーシェアリング
QURUWA地区に位置する市役所では、公用車を電気自動車に順次更新し、休日は市民や観光客への貸出を実施するなど、ゼロカーボンドライブを実現

▽バイオマス発電 ごみ発電
市内に新たに開発する大規模な再エネ電源から地域新電力「岡崎さくら電力」を介して脱炭素先行地域内の住宅やオフィスへ再エネ供給

▽地域貢献
脱炭素の取組を通じた地域課題解決への寄与

〔Interview〕
■2020年3月、岡崎市と民間企業4社の出資により株式会社岡崎さくら電力が設立されました。
クリーンセンターでごみを焼却した際に生じる熱を用いて発電した電気を市の施設に供給することで、二酸化炭素排出量の削減に貢献するとともに、メガソーラーにより発電された電力の受電・販売を行うことで、市域内のエネルギーの地産地消を加速させ、分散型エネルギーの活用を推進しています。
今後は、脱炭素先行地域事業への協力に加え、事業利益を活用した再生可能エネルギーの更なる普及拡大を目指します。
(株)岡崎さくら電力代表取締役 片岡明博氏

■皆さんの暮らしを脱炭素にする 支援メニューのラインナップ!
◆市民のかた向け
○住宅用地球温暖化対策設備設置費補助金
例えば…ZEH(ゼッチ)住宅なら16万円!
(太陽光発電・蓄電池・ZEH住宅など)

◆市民・事業者のかた向け
○次世代自動車購入費補助金
・電気自動車・プラグインハイブリッド車
上限3万円 ※太陽光発電設置に伴う加算あり
・水素自動車
上限20万円(個人)・上限10万円(法人)

◆事業者のかた向け
○脱炭素経営支援
・温室効果ガス排出量の算定支援
・SBT※認定取得支援
※SBT(Science Based Targets)とは、パリ協定(世界の気温上昇を産業革命前より2度を十分に下回る水準に抑え、また1.5度に抑えることを目指すもの)が求める水準と整合した5年から15年先を目標年として、企業が設定する温室効果ガス排出削減目標のこと

[ZEH住宅って?]
高断熱・高気密化、高効率設備によって使うエネルギーを減らしながら、太陽光発電などでエネルギーを作り出し、年間で消費する住宅の正味エネルギー量がおおむねゼロ以下になる住宅のこと。

[脱炭素経営って?]
脱炭素化を目標とした事業方針を定め、企業経営を行うこと。つまり、それぞれの企業がCO2排出量を実質ゼロにする、カーボンニュートラルの実現を目指すんだね。

■Topics
◇さらに本年度、重点対策加速化事業も採択されました!
2050年カーボンニュートラルの実現に向け、脱炭素先行地域での取組だけでなく、市民・事業者・行政が主体となって温室効果ガス排出削減の取組を加速して実施していくために、皆さんに活用していただける新たな補助制度なども検討していきます。

◇岡崎市が脱炭素経営支援をした3社が中小企業向けSBTの認定を取得しました!

「これからの岡崎市は、中心市街地だけでなく市全域に脱炭素の取組がドミノ倒しのように広がっていくぞ!」

問合せ:ゼロカーボンシティ推進課
【電話】23-6786【FAX】23-6536

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