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市長日記ーむーけーげー(無罣礙)ー

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新潟県南魚沼市

■聖地を守り抜こう
南魚沼市長 林茂男

「コシヒカリの聖地を守り抜いてください!」南魚沼市へのふるさと納税の寄付者から多くの励ましの声をいただいています。寄付時に添えられたメールには「昨年と変わらずおいしい」など、好評価の書き込みが圧倒的です。市長宛てにお手紙を頂戴することも。
今夏、初秋のかつて経験したことのない猛暑と水不足。高温障害による等級の低下。収穫の秋を手放しで喜べずに不安いっぱいだった私たちでした。しかし、それを打ち消してくれるような、寄せられる多くの温かい声があることを南魚沼の全農家にお伝えしたい。本当にありがたく涙が出るような思いです。
今年度のふるさと納税寄付額も新米期となってから衰えるどころか、なんと前年同日比で1.5倍を超える推移で、正直驚愕(きょうがく)しています。
「この試練を契機に規模の小さい家族経営などの農家は耕作をやめるのではないか」「大規模農家は影響甚大(じんだい)」など、農業団体など関係者からの声は刈取りが進むにつれ大きくなっていました。「皆、下を向いている」とも。
市は、苦境にあえぐ農家に「今こそ少しでも寄り添う支援を」の思いで、10月に県内自治体のどこよりも早く、過去にない大型の農業支援策を決定しました。11月半ばから市内の対象となる全農家に申請書類が届いたはずです。
緊急の減収支援3億8,500万円を主に総額約4億円。大型の宣伝攻勢もかけることに。現在、多くの往来がある羽田空港第1ターミナル駅のホームには「南魚沼産コシヒカリ」の広告が掲示され、注目を集めています。(12月31日まで)
今回の対策以前の6月から行っていた、東海道新幹線の座席に配置されている情報誌「ウェッジ」への掲載は年末までの7か月間の長期掲載。目次ページ隣への南魚沼産米の広告ですが、この反響は大きく、それを裏付けるように、中京・阪神方面からの寄付件数の増加が顕著に表れてきています。加えて新聞の全国紙や首都圏有力紙への一面カラー広告も。
温暖化、その恒常化への不安は確かにある。しかし、聖地を自認する南魚沼がうつむいているわけにはいかない。多くの声に応えていきましょう。奮起!

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