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特集「すぎなみビト」東京高円寺阿波おどり振興協会学生部(2)

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東京都杉並区


■踊り手の視点が運営にも役立ちました!
高山可純(たかやま・かすみ)
杉並区高円寺出身。上智大学3年生、20歳。幼い頃から阿波おどりに親しみ、中学生より「東京新のんき連」に所属。ボランティアチームではサブリーダーを務める。

Q:ボランティアチームに参加したきっかけは何ですか?
A:阿波おどりのメイン会場となる演舞場の近くに実家があります。だから阿波おどりは気付けば身近にある存在でした。「かっこいいな」と憧れて、中学生のときに連に所属し、以降は踊り手として毎年参加してきました。一方で、阿波おどりを支えるボランティアチームの存在も知っていて、その中の学生部の活動にも関心がありましたが、踊り手とボランティアの両立は難しいのではと、参加には至らずにいました。ところが大学1年生の夏、コロナの影響で連での一切の活動が休止に。大好きな阿波おどりとの関わりが途絶えて寂しいと感じると同時に、何か関わりを持ち続けられないかと考えるようになり、ボランティアチームに参加することを決めました。

Q:初めて「支える側」の立場になって何を感じましたか?
A:踊り手の経験しかなかったので、初めて裏方として阿波おどりに関わることで、さまざまな発見がありました。私にとっては当たり前のような存在の阿波おどりだったけれど、チームのメンバーの中には阿波おどりそのものを見たことがない人もいて、そういった彼らの視点で出される意見はとても新鮮でした。そして、改めて地元の阿波おどりの魅力を再発見するきっかけにもなりました。一方で、私は踊り手として活動してきたからこそ言えること、気付けることがあるな、とも思います。

「誰よりも近くで阿波おどりを体感できます!」

Q:踊り手とボランティアの両立は自身にどのような影響を与えましたか?
A:踊りだけを経験していた以前は気付けなかったけれど、裏方を経験して初めて、阿波おどりは踊り手・観客・裏方が三位一体となって作り上げているものなのだと知ることができました。各地の阿波おどりを見に行くときも、運営する人・支える側の思いにまで心をはせるようになりました。

Q:まもなく開催予定の阿波おどりへの思いをお聞かせください。
A:2日間のうち1日はボランティアとして、もう1日は踊り手として参加する予定です。コロナ禍の数年間、開催を試みては中止せざるを得ない状況を、高円寺だけでなく各地でも抱えてきたと思います。都内で最大規模となる阿波おどりが無事に開催されることで、他の地域にも勇気を与えられたらうれしいです。私自身、思い切り楽しみ尽くします。来場する皆さんもぜひ、思い切り楽しんでください。

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