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日光市×早期英語教育 幼児期からの「早期英語教育」(2)

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栃木県日光市

■専門家の声
山野有紀(やまのゆき)氏
(白百合女子大学教授)

今年2月、今市幼稚園で生き生きと英語を学ぶ園児の姿を拝見しました。そこに、早期英語教育の可能性が溢(あふ)れていました。

幼児期は言語発達における語彙(ごい)爆発の時期ともいわれています。2歳前後〜6歳までに一日に平均して6語、多いときには10語もの新しい言葉を覚えていくという研究もあり、子どもは言語の天才です。その時期の認知発達の特徴は、「聞いてわかる音を拾う」「間違いに対して臆さない」「言語をまるごとその場面で学ぶ」などです。この貴重な幼児期に、遊びの要素を重視しながら、楽しく英語の語彙表現やフォニックスに親しみ、コミュニケーションと読み書きの基盤となる力を育(はぐく)むことは、その後の英語の学びにも大きく貢献しうるものです。

いま、その教育は日光市内に広がり、さらに英語絵本の配布を通して、ご家庭にもつなげていると伺っています。ぜひその絵本を、お子さんと楽しんでください。日光市は、豊かな自然と世界に誇る歴史文化を持つ環境の中で、子どもたちが豊かに生きるために、幼稚園・保育園から英語教育を推進する稀有(けう)な自治体です。

Let’s enjoy English with your children in Nikko!!
(日光でお子さんたちと英語を楽しんでください!)

■保護者の声
先日、しばやま保育園の保育参観でフォニックスを見学しました。先生が英語で説明し、ジェスチャーを交えた英語のゲームをしていました。「s」を発音するときには「エス」ではなく、蛇の絵を見せながら「スネーク」の「スッ」と発音しているのも、「この年齢でこんなことをやるんだ」と驚きました。

保育園で英語に触れるようになってから、最近は、子どもが家でも英語を使うことがあります。晴れている時は「It’s sunny!」と言いますし、「雷って英語でなんていうか知ってる?」と聞かれたこともありました。

日光市が早期英語教育の取り組みをしているのは、とてもありがたいです。息子は遊びながら抵抗なくゲーム感覚で覚えていると感じます。また、令和4年は、市が英語の絵本を送ってくれましたし、図書館が行う英語おはなし会にも参加しています。

子どもは、小さい頃から英語に触れることで、多様性があることを理解し、自分の世界を広げていくと思っています。今後も、言語に限らず文化や、外国籍の友達のこともより理解してくれることを願っています。

問合せ:学校教育課 教育指導係
【電話】0288-21-5181

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