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Re:再 アフターコロナ。再び、見つめ直し、再び、始まる。(3)

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栃木県那須塩原市

■Re:view 再検討
那須野が原の中心市街地いかに。

那須野が原の中心に位置する那須塩原駅周辺。ポテンシャルがあるエリアである一方、課題も多い。那須地域全体に大きな影響をもたらすこの地域の開発は「全市民事(ごと)」。那須塩原の魅力度向上につながるまちづくりの絵を描いていきたい――。

▽Q.市民2,000人に聞きました。
那須塩原駅周辺は全体的に活気や賑わいがあるか。
※出典:那須塩原駅周辺まちづくりビジョン策定のための市民アンケート結果。

駅前を魅力的にすることは那須地域全体に大きな影響をもたらす

▽未来

▽現在

●複合扇状地「那須野が原」の中心地まさに栃木県北エリアの顔
栃木県北の生活圏を形成する那須野が原。那珂川と箒川で挟まれた複合扇状地のほぼ中心に、那須塩原駅は位置します。JR東北新幹線の停車駅でもあることから、隣接する大田原市・那須町などを含めた栃木県北の玄関口と言えるでしょう。

●40年前と変わらない駅前 根付く「何もない」というイメージ
今でこそ、那須塩原駅から数百メートル圏内に新興住宅地が次々と建てられているものの、駅前周辺は未だに「何もない」という声が聞かれます。それは、「滞在できる場所がない」という意味。駅前大通りから路地に入ると、昔ながらの飲食店などもポツポツと見られますが、駐車場が散在している光景が「何もない」という印象を強めているのでしょう。
駐車場は、滞在先や目的地にはなりません。人のにぎわいを作るには、エリア全体を俯瞰(ふかん)し、人の流れを意識した土地の有効利用策や交通網の整備を考える必要があります。
公共交通についても、観光客が多く訪れる那須地域の玄関口として利便性の向上が課題です。しかし、現状の駅利用者数で提供できるサービスにも限界があることは確か。鶏が先か卵が先か。一刻も早く訪れたくなる駅前にすることが望まれます。

●魅力的なエリアを目指してキャンバスに未来を描く
東京圏から1時間圏内に立地する地理的な強みを生かすためには、草津町の事例にあるように、「那須塩原の持つ魅力を感じることができるエリア」を那須塩原駅周辺に創る必要があると言えます。
「那須塩原はこんなまち」「那須塩原ではこんな生活ができる」。そうしたイメージを市民自身が体感でき、このまちを誇れるような玄関口にすることができれば、市民全員の那須塩原での生活の付加価値が高まると考えられます。駅前整備は「全市民事」なのです。
このエリアはなにより、「何もない」というイメージが先行しているだけに、これからまちづくりの絵を描くことができることが大きな強みなのです。

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