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自治体の皆さまへ

令和5年 第2回 人吉市議会定例会 施政方針(8)

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熊本県人吉市

〇組織別 復興建設部関連
▽まちづくりの目標や方針示すマスタープラン策定へ
都市計画関係ですが、まちづくりや土地利用の基本的な考え方、道路、公園などの都市施設の整備方針を明らかにし、具体的な都市計画を定めるときの指針となる人吉市都市計画マスタープランについて、都市計画審議会の委員の皆さまに、取りまとめのための意見を頂きました。本計画は、市民生活の基本となる基盤施設の復旧整備を行いながら、安心して永遠に住み続けられるまち、にぎわいあふれるまち、自然環境が豊かで歴史と文化が息づくまちの創造に向け、都市づくりを推進していく予定です。
また、都市全体の構造を見渡しながら、居住機能や医療・福祉・商業など都市機能の誘導により、コンパクトなまちづくりを目指す指針となり、都市計画マスタープランの一部となる人吉市立地適正化計画についても、令和5年度の策定を予定しています。
 
▽スマートインター開通で多くの波及効果
九州縦貫自動車道の人吉球磨地域の新たな玄関口として、令和元年8月に開通した人吉球磨スマートインターチェンジですが、本地域にもたらす波及効果は大きく、交流人口の増加に加え、物流の変化などに伴う経済の好循環にもつながっています。併せて、本市の農免道路など外環状の交通渋滞の緩和など、地域間交通の利便性向上にも役立っています。
スマートインターチェンジの開通に合わせ、「道の駅人吉」として開駅した人吉クラフトパーク石野公園では、昨年の入園者数が7万人台に達するなど回復の兆しを見せています。
 
〇組織別 教育部関連
▽豊かな教育環境に向けた学校教育の新たな取り組み
学校教育関係ですが、新たな取り組みとして、中学3年生の英語検定料に対する補助をはじめ、スクールタクシーの運行や外国にルーツを持つ児童生徒への日本語支援など、子どもたちにとってより豊かな教育環境のため、できる限りの支援策を実施しました。
併せて、国のGIGAスクール構想に伴い、小学3年生以上の児童・生徒と教職員を対象に1人に1台のタブレット端末を配備し、電子黒板も1学級に1台ずつ設置するよう整備を進めました。
子ども議会の開催については、コロナ禍や豪雨災害の影響で中止した令和2年度を除き、毎年度開催することができました。子ども議員からは、「ふるさと人吉」をもっと良くしたいという思いによる建設的な意見が相次ぎ、そのような子どもたちの姿が大変うれしく、また頼もしく感じました。
 
▽子育て世帯の負担軽減のため給食費を助成
学校給食関係ですが、平成28年度から開始した学校給食費の一部助成は、子育て世帯の負担軽減のため、小中学生を対象に1カ月当たり約千円の助成を行ってきました。コロナ禍や世界情勢の変動などによる物価高騰対策についても、保護者の負担を軽減するため、食材費への助成なども実施したところです。
 
▽給付型奨学金制度を創設
人吉市奨学金制度ですが、これまでの貸与型奨学金制度に加え、令和3年度、新たに給付型奨学金制度を創設しました。2年目となる令和4年度は、令和5年度に高校や大学などに進学を予定している生徒7人を給付型奨学生として、4人を貸与型奨学生として内定しています。
 
▽小学校運動部活動は社会体育へ移行
平成31年4月から、熊本市を除く県内全ての市町村で小学校の運動部活動が廃止となりました。このことを受け、本市としても、令和元年度から市内小学校の4年生以上の児童に対し、特定の競技種目に限定しない総合的な運動の場を提供しています。
令和4年度は活動の愛称を「モリスポ」と決定し、市PTA連絡協議会の協力で体験会などを実施したことから、参加児童も増加しています。
 
施政方針の全文は市ホームページからご覧いただけます。

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