■子育てを見守る 私なりに―
市では、8月30日から学校給食を無料化。こどもセンターをはじめ、未来を担う子どもたちを支える動きを進めています。
不知火町に住む岩﨑智子(さとこ)さんは、夫の転勤で京都から移住。見ず知らずの土地で俊(しゅん)さん、千晴(ちはる)さんの子ども2人を育てる母です。近所に住む中上美好子(なかがみみよこ)さんは、よく岩﨑さん一家に声を掛け、俊さんが泣き出したときには一緒にあやしてくれると言います。
「中上さんは熊本のおばあちゃん。俊もここに来る前はなかなか話し出さなかったですが、よく声を掛けてもらって、たくさんしゃべれるようになりました。」と岩崎さん。
中上さんは「私には子どもがいないけど、子ども好き。今は交流が少ないから、声を掛けて話すことで地域で少しでも子どもを大切にできたら。」と話します。
神之田さんの「声掛け」、糸山さんのささやかなプレゼント、子育て家族の支えとなるのは実は、ちょっとしたこと。
そのちょっとした一歩で、あなたやこのまちが好きになるかもしれません。
そのちょっとした一歩は、子どもたちの成長の一役を担い、大人になった子どもに何か気付かせるかもしれません。
さあ、あなたにできることは―。
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