文字サイズ
自治体の皆さまへ

STOP 鳥獣被害!!

4/37

熊本県山鹿市

山鹿市では、イノシシやアナグマによる農作物被害が大きな課題となっています。
その対策として、猟友会への捕獲依頼、やまがメイトによる目撃情報の周知、狩猟免許取得の補助、箱罠購入の補助、侵入防止柵の設置を進めています。
これらの対策を進めてはいるものの毎年、水稲、果樹(クリやミカン)、野菜(サツマイモなど)と多くの農作物が多額の被害を受けており、鳥獣被害は未だに多いのが現状です。また、近年は住宅地でのイノシシ、シカ、サルの目撃情報も増加し人的被害の発生も懸念されています。
今回は、鳥獣被害を受ける原因や鳥獣の特性、適切な鳥獣被害対策などを学びましょう。

■山鹿市における鳥獣被害総額

※野生鳥獣による農作物被害調査

■原因は?
・人に対する警戒心の低下(えづけ)
・耕作放棄地の増加による農地付近への出没
・生息数の増加や生息域の拡大
↓ 防ぐためには…
鳥獣に対し正しい知識を持って「地域ぐるみ」で対策することが重要です!!

■どうすればいい?
(1)被害を受けにくい環境をつくりましょう!
・気付かないうちにエサを与えていませんか?
人が食べられて困る米や野菜、食べられても困らない生ごみや未収穫の果実。どちらも鳥獣からするとエサとなり、気付かないうちにえづけを進めてしまいます。自分で作る農作物を守るだけではなく、放任果樹の伐採、生ごみの適切な処理を行い、里に下りてもエサがないことを鳥獣に学習させましょう。

・ひそみ場をなくしましょう!
農作物被害の代表的な鳥獣はイノシシですが、実はイノシシは臆病な性格です。自分の身を常にひそみ場に隠しながらエサを探します。ひそみ場があれば柵を張っていても慎重に突破方法を考える時間を与えます。畦あぜや耕作放棄地の維持管理だけでなく、山と里の境界線をはっきりさせておくと、イノシシなどは侵入しにくくなります。

(2)柵をきちんと設置しましょう!
イノシシなどは柵を飛び越えようとはせずに地際をくぐり抜けます。この特性を踏まえて柵を設置する際は、地際の補強を確実に行い、地盤が緩いような場所は鉄筋を柵の下部に設置するなど、柵を押し上げられない工夫が必要です。また、柵周辺の草刈りを行うことでひそみ場をなくすことにつながります。
侵入防止柵も一度侵入を許すとイノシシなどは侵入できた場所を目掛けて再びやってきます。定期的な柵の見回りを行い、有効な柵の設置を心がけましょう。

鳥獣被害を減らすために「自分たちでできる対策」を行いましょう!!

■山鹿市で増えている鳥獣たち!
○アナグマ
体長:40〜60センチ
体重:5〜13キログラム
・気に入った道は繰り返し通る
・下向きの姿勢のため目線の高さは10センチ
・木登りは苦手のため落ちた果実を狙う
・家の床下に住み着く
掘られた穴は必ず塞ぐことが重要!

○イノシシ
体長:90〜180センチ
体重:50〜150キログラム
・鼻先で70キログラムのものを持ち上げる
・地上から20センチ以上の高さをくぐり抜ける
・鼻先以外は電気を通さない
電気柵は地上から20センチと40センチのところに2段設置しましょう!

○ニホンザル
体長:47〜60センチ
体重:8〜18キログラム
・新しいものに警戒し、慣れると行動が大胆
・数ミリの凹凸(おうとつ)で壁をよじ登る
・畑などの周りに囲いを作るとサルは近寄りにくくなる
見かけたら、大きな音で追い払いましょう!

問合せ:農業振興課
【電話】43-1556

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU