新年のごあいさつ

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明けましておめでとうございます。
村民の皆様におかれましては、ご壮健で輝かしい初春をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、日頃より、村議会への深いご理解に対し厚く御礼申し上げます。
昨年四月の統一地方選では、議会が主体的に議員定数を二名減じたことにより、ようやく連続無投票が回避され、結果、三名の議員が初当選を果たし、うち本村初の女性議員も誕生するなど、議会の構成にも大きな変化がございました。
議会のあり方、議員のなり手不足問題に関しましては、社会構造の変化により、全国的にも深刻さを増す一方でございますが、このような議会特有の課題といえども、住民自治の根幹に関わるものでありますので、住民の皆様からのご意見を頂戴しながら、今後も丁寧に協議してまいります。
さて、昨年五月八日には、新型コロナウイルス感染症における感染症法上の分類が、季節性インフルエンザと同じ五類に引き下げられました。
二〇二〇年一月に国内で感染者が確認されてから早四年、長い国難を抜け、コロナ対応はようやく平時の体制に移行いたしました。
ところが、今度は物価高騰が止まりません。日本はエネルギーと食料の多くを輸入に頼りますが、ウクライナ侵攻の影響などで世界的に高騰した資源、食料価格が家計を直撃し、国民生活のみならず社会経済の循環にも大きな歪が生じております。
本村においては、国が進める経済対策、成長戦略に、本村独自の生活支援、特色ある地方創生を効果的に組み合わせることで、これまでにない実効性の高い事業が今後も展開されていくものと考えております。地域の経済活動も緩やかに回復しつつありますが、それも村民の皆様の安定した実生活と地域のなりわいが実感できてこそ意味を成すものでございます。私ども議会は、村民の皆様の付託に応えるべく、執行部とともにその実現のために取り組んでまいります。
最後に、本年の干支は「辰」でございます。『漢書律暦志』では、草木が盛んに成長し、形が整った状態を表すとされております。皆様にとりまして、この年が盛んに成長を遂げる飛躍の年となりますよう心からご祈念申し上げ、新年の挨拶といたします。

水上村議会議長　那須　良策