文字サイズ
自治体の皆さまへ

特集 元気なからだは自分で作ろう!(1)

5/37

熊本県球磨村

糖尿病やがん、心臓病、脳卒中などに代表される生活習慣病が大きな問題であることから、日頃からの生活習慣の重要性について、私たち一人一人が考えるきっかけとなるよう、9月は全国的に普及啓発を行う「健康増進普及月間」と「食生活改善普及月間」となっています。

統一標語:1に運動 2に食事 しっかり禁煙 最後にクスリ~健康寿命の延伸~

■村の生活習慣病に関する現状
国民健康保険被保険者のうち、平成30年から令和3年度に健康診断を受けた人のメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)+予備軍は県の割合より高い状況で、重症化した疾患の発生状況は次のとおりでした。

(熊本県国民健康保険データベースシステムより)

また、心臓病や脳卒中などに影響のある高血圧や糖尿病の疑いとなる高血糖値および1人当たりの年間医療費については次のとおりです。


(熊本県国民健康保険データベースシステムより)

県内自治体と比較した順位でみると、令和2年度に血糖値、令和3年度には血圧と血糖値の項目が下位になっています。若い時や健康診断受診時に、生活習慣の総点検をしなければ将来、心臓病や脳梗塞などを引き起こす可能性が高いと予想されます。

◆1 からだをつくる野菜もしっかり(プラス1皿)
しっかり食べて、栄養を摂ることは元気に過ごすための基本です。食事を抜くと、必要な栄養が摂れず低栄養(栄養不足)になりやすいため、まずは朝・昼・夕の3食をしっかり食べましょう。

○食物繊維をしっかり摂りましょう
野菜は1日350gが理想です。副菜を1食に2品摂りましょう。

○心がけること
・1日3食しっかり食べましょう。
・主食でエネルギーを摂って、主菜でたんぱく質やビタミンをしっかり摂り、野菜でビタミン・ミネラルを摂ります。
・朝ご飯は1日の始まりです。目覚めのスイッチが入るのでお腹が空いていなくても食べることをオススメします。
・減塩を心掛け、血圧を管理しましょう。食塩の約7割は調味料から摂っています。食塩量が少ない減塩食品やだし味や香辛料を使って、おいしく減塩しましょう。

◆2 禁煙にチャレンジ!
タバコに含まれるニコチンには依存性があるため、止めようと思っても自分の意志だけでは止めにくいものです。禁煙外来などを利用して、自分や周りの大切な人の健康を守るため、禁煙にチャレンジしてみましょう。

◆3 年に1回は健康診断を受けよう
生活習慣病は、自覚症状がなく進行し、気付いた時には重症化している場合もあります。そうなる前に生活習慣病に目を向けられるのが、「健康診断」です。
村では、8月の「集団健診」のほか、指定の病院で受けられる「個別健診」も実施しています。社会保険加入の人や職場の健診を受けた人もがん検診は受けることができます。健康診断を希望する人は、お問い合わせください。

◆4 からだを動かす「+10から始めよう!」
普段から元気にからだを動かくことで、心臓病、糖尿病、脳卒中、がん、認知症などの成人病になるリスクを下げることができます。
運動習慣がない人は、いきなり運動ではなく、例えば今より10分多く、毎日からだを動かすこと(ながら運動も〇)から始めてみましょう!運動習慣のある人や運動を始めて慣れてきた人は、運動を意識して、いつもより「+10」長く行いましょう。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU