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自治体の皆さまへ

立ち直りを支える地域の力(1)

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石川県加賀市 クリエイティブ・コモンズ

7月は「社会を明るくする運動」の強調月間・再犯防止啓発月間。

テレビや新聞では、毎日のように犯罪に関するニュースが報道されています。犯罪のない明るい社会にするためには、罪を犯した人が、自らの罪を償うことはもちろんですが、その一方で、地域社会が立ち直ろうとする人の更生や社会復帰を支えることも重要なことです。立ち直ろうとする人が抱える生きづらさや、立ち直りを支える地域の人たちの存在を知ることで、明るい社会につなげましょう。

■なぜ「再犯防止」が重要なのか
全国の初犯および再犯者の数はここ10年以上、減少が続いています。一方で、近年は検挙者のうち約半数が再犯者であることが課題となっています。
安心して暮らせるようにするためには、犯罪の未然防止や被害者の支援に加え、立ち直ろうとする人を支え、犯罪や非行の繰り返しを防ぐ「再犯防止」の取り組みが重要です。

■立ち直りを支えるための市の取り組み
平成28年12月に「再犯の防止等の推進に関する法律」が施行され、地方自治体においても、再犯防止施策を実施する責務があることが明記されました。これを受け、市では、今年3月に「加賀市再犯防止推進計画」を策定しました。
5つの重点分野について、国や県、他の市町や関係団体と連携しながら、再犯防止施策に総合的な視点で取り組みます。
1.就労・住居の確保等
2.福祉・医療・保健サービスの提供
3.非行の未然防止と学び直しの支援
4.犯罪や非行をした人一人ひとりの特性に応じた支援の実施
5.関係機関等との連携強化と広報啓発活動の推進

■立ち直りを支える地域の人たち
信じてくれる人がいること、必要とされる場所があることは、立ち直りへの大きな支えとなります。市内には、立ち直りを支える地域のボランティア「保護司会」「更生保護女性会」が活動をしています。
また、市では、各種団体とともに「社会を明るくする運動」に取り組んでいます。社会を明るくする運動とは、全ての国民が、犯罪や非行の防止と犯罪や非行をした人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築くための全国的な運動です。地域のみなさんも、ご理解とご協力をお願いします。

問合せ:福祉政策課
【電話】0761-72-7854

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