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自治体の皆さまへ

特集 令和5年度 未来への投資予算

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神奈川県川崎市 クリエイティブ・コモンズ

■住んでよかった川崎に
ずっと川崎で暮らしていきたい。そんな未来へ向けた種まきとなる予算の中から、皆さんに関心を持ってもらえるものをピックアップしてご紹介します。

◆子どもが健やかに育つために
▽小児医療費助成制度を拡充します(53億4,706万円)
通院費が9月から
対象年齢:小学6年生まで(現行)→中学3年生まで
所得制限:撤廃

安心して子どもを産み育てる環境が整い、子育て世帯の経済的負担が軽減します
・市民税所得割非課税世帯を除き、小学4年生以上の通院1回あたり500円かかります
・入院の助成は、現行通り中学3年生まで自己負担分全額助成します

▽地域の寺子屋をもっと増やします(1億2,649万円)
寺子屋のある学校:53%(4年度)→全校への設置を目指します
地域の皆さんが寺子屋の先生になり、学校の放課後や休日などに学習支援や体験活動を行います。地域の多世代での関わりの中で、子どもたちが豊かに学び体験する場をつくります。

▽学習状況調査の対象を拡大し、全校で実施します(9,817万円)
学習状況調査の対象を小学5年生と中学2年生(4年度)→小学4年生から中学3年生までに拡大
子どもたちの資質・能力の育成状況を把握するために調査を行い、その結果を活用して、子どもたちが「わかる」を実感できる授業づくりを推進します。

◆安心に暮らす
▽JR南武線にホームドアが設置されます(6,000万円)
5年度の設置予定駅:南武線川崎駅、武蔵中原駅、武蔵新城駅

JR東日本は、13年度末までに東京圏在来線主要路線の全ての駅へのホームドア整備を目指すことを公表しています
・市は鉄道事業者のホームドア整備に補助金を交付し、整備を促進しています
・ホームからの転落やホーム上の列車接触の事故を防止し、利用する全ての人がより安全に鉄道駅を利用できるようになります

▽街路樹の維持管理を強化します(1億円)
街路樹は市民に身近な緑です。低木の刈り込みや除草などの維持管理を充実することで、地域の景観が向上し、見通しの良い安全な道路環境が確保されます。

▽自主防災組織の支援(6,377万円)
自主防災組織が災害時に使用する防災資器材の購入補助を行うことなどを通じて、地域の防災活動を支援し、地域防災力の向上につなげます。

◆脱炭素社会の実現に向けて
▽電気自動車(EV)用の充電設備(共同住宅)の設置に補助を始めます(5年度:141万円 6年度:1,000万円)

・地球温暖化対策推進基本計画での目標
EV・PHEV(充電が可能なハイブリッド車)普及率:0.5%(2年度)→16%(12年度)
運輸部門のCO2排出量:123万トン(平成25年度)→100万トン(令和12年度)
23万トン削減へ

・走行時にCO2を排出しないEVの普及は、地球温暖化の抑制や大気環境の改善につながります
運輸部門のCO2排出量は市域全体の約5%を占め、その大部分は自動車に由来します。今後EVの普及が想定される中で共同住宅にとってEV用充電設備の設置は資産価値の維持や向上につながるとともに、空き駐車場の有効活用にもなります。EVの普及には、充電に不安がない状況の実現が前提となるため、充電インフラ環境の整備促進に取り組んでいきます。
災害時には蓄電池にもなります

▽「地域エネルギー会社」の設立(6,813万円)
市と民間事業者が共同設立し、市内各処理センターでごみを焼却した際に生じる廃棄物発電を活用するなど、再生可能エネルギーの地産地消の実現を目指します。また、この事業を核として、さまざまな主体とともに2050年のカーボンニュートラルに向けて地域の脱炭素化を目指します。

▽プラスチック一括回収に向けた施設整備(3億4,980万円)
プラスチック製品と容器包装の一括回収の実現に向けて、リサイクル施設の設備改修を行います。6年度から川崎区で一括回収を開始し、7年度には幸・中原区まで拡大し、8年度には市内全域で実施することで資源循環を進め、プラスチックごみ焼却によるCO2を削減します。

■みんなが主役の市制100周年・全国都市緑化かわさきフェアまであと1年(市制100周年記念事業3億1,405万円 全国都市緑化フェア4億789万円)
100周年の節目の年まであと1年。市の発展を支えてきた「多様性」の価値を改めて共有し、未来に向けた活力ある「あたらしい川崎」を生み出していく新たなスタートラインに向けて、一緒に走り出しましょう。今もこれからも、川崎は「みんなが主役」です。

▽100周年に向けた「川崎を知って、関わって、好きになって」もらうための、さまざまな事業を準備しています
その中からほんの一例を紹介します

・世界大会誘致に向けた機運醸成イベントや体験会を実施します
・川崎の伝統的な郷土料理のアレンジレシピを考案し、「食」を楽しみながらまちの歴史を学びます
・車いす専用部門の創設など、誰もが参加できるかわさき多摩川マラソンの環境整備を進めます
・多摩川の歴史文化を子どもたちに伝えるため、古くから多摩川にあった渡し場の一つ「登戸の渡し」を市民協働で復活させます
・登戸駅周辺の公共空間を活用して多様な体験ができる場を作ります

▽全国都市緑化かわさきフェア 会場作りを皆さんと一緒に
市制100周年の象徴的事業として開催する「全国都市緑化かわさきフェア」。市内の三大公園の富士見公園、等々力緑地、生田緑地を中心に、市内全域が会場になります。市民・地域の団体・企業の皆さんと一緒に会場を作り上げていくために、さまざまな取り組みを進めていく準備をしています。

問い合わせ:財政局財政課
【電話】044-200-2186【FAX】044-200-3904

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