令和5年度の予算決まる

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■人・まちを守り未来へつなぐ
令和5年度の予算が、3月27日に市議会で可決されました。予算の概要と主な取り組みを報告します。暮らしを守り、次世代につなげるまちづくりに取り組みます。

[一般会計予算 1,448億7,000万円]

◆一般会計
○暮らしたいと思えるまちへ
令和5年度一般会計予算は、1448億7000万円で、前年度から1.0%減少しました。
歳入予算のうち市税は、個人・法人市民税の増加で1.1%増の416億6000万円を計上。国から交付される地方交付税は、国税収入の増加で3.5%増の226億6000万円の見込みです。
歳出予算は、子どもや若者のための取り組みや、将来の久留米の活力につながる政策に力を入れます。少子化と人口減少への対策を課題とし、誰もが久留米で暮らし、子育てしたいと思えるまちづくりを推進。そのほか、中小企業の経営基盤を強化するなど、地域社会と経済の活性化を図ります。イベントや祭りを通して、久留米を楽しく、活力のあるまちにしていきます。

問合せ：財政課
【電話】0942-30-9117
【FAX】0942-30-9703

《流域治水の推進》
流域治水推進事業 57億220万円
(下水道事業会計・一般会計3月補正含む)
施設整備、市民や企業と協働で浸水被害を軽減

[主な事業内訳]
▽総合内水対策計画等の推進　36億5,795万円
貯留施設を2カ所整備、排水ポンプを増設
▽皆で流域治水!　560万円
市民と協働でしゅんせつや土のう作成
▽田んぼダムの促進　1,014万円

《子ども・子育て支援》
▽結婚新生活支援補助金　2,970万円
結婚に伴う住宅取得や家賃を補助
▽子ども医療費の助成　10億7,298万円
10月から未就学児の通院と入院、小中学生の入院にかかる医療費を無償化
▽いじめ防止・不登校への総合対策　7,221万円
いじめや不登校に対応する人員を増やすなど、安心して学べる教育環境を整備

◆主な新規・拡充事業
《活力のあるまち》
▽若年層向け創業人材育成プログラム　792万円
創業セミナーや専門的な指導で創業を伴走支援
▽中小企業DX促進診断事業　450万円
専門家が企業の経営課題を分析しIT活用を提案
▽農業経営多角化支援事業　1,530万円
6次産業化を支援するマルシェなどを開催

《活き活き生活・活躍できる共生のまち》
▽ヤングケアラー支援事業 1,017万円
実態調査や当事者同士のオンラインサロンを開催
▽市民スポーツ推進事業 780万円
ジュニアアスリート支援、障害者スポーツの普及
▽校区コミュニティ組織運営費等補助事業 5億9,294万円
校区コミュニティ組織の運営や、祭り・地域活動などに係る経費の一部を補助する制度を拡充
▽電子図書館導入事業 4,147万円
スマートフォンなどで電子書籍が読める電子図書館サービスを新たに実施

《安心・安全のまち》
▽高齢運転者の交通事故防止対策事業 2,259万円
運転免許を自主返納か失効した高齢者に、1人2万円相当の交通系ICカードを交付
▽ペット同伴専用避難所の増設 144万円
ペットと一緒に避難できる避難所を、災害の規模などに合わせて最大3カ所に増設予定
▽老朽空家等除却促進事業 6,648万円
空き家の除却を進めるための補助金制度のほか、新たに全市的な空き家の実態を調査

◆特別会計
○地域経済を支える
特別会計は、特定の事業を行うために、一般会計と分けて経理している会計です。産業団地整備事業は、事業の進捗状況に応じ、12億7900万円を計上しました。地域経済を支える産業の集積を進め、雇用創出の受け皿となる産業団地を整備します。

[特別会計予算 1,026億6,100万円]

問合せ：財政課
【電話】0942-30-9117
【FAX】0942-30-9703

◆公営企業会計
○持続可能な運営を
公営企業会計は、水道事業と下水道事業で280億6100万円を計上。水道事業は、配水本管の耐震化などに取り組み、安定的な給水体制を築きます。下水道事業では、市街地の浸水対策や施設の耐震化を図ります。

[公営企業会計予算 280億6,100万円]

問合せ：上下水道部総務
【電話】0942-30-8504
【FAX】0942-30-8570