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自治体の皆さまへ

進化し続ける、町の水道

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福岡県吉富町

吉富町の水道の歴史は古く50年も前にさかのぼることができます。
1972年(昭和47年)に町内の一部地域への水道の提供、1976年(昭和51年)には町全体で水道が提供されるようになりました。
その後、1993年(平成5年)には幸子地区に新しい水源と水道施設を整備し、2018年(平成30年)には配水塔も改築され、より安定した水道水が提供されています。

◇進む老朽化
現在まで稼働し続けた水道施設は、長年にわたる使用により、老朽化が進んでいます。
また、管理上や災害発生時の対応などで多くの課題を抱えているのも現状です。この先も安定した水道水を提供するために、これまでさまざまな検討をおこなってきました。

◇「水道施設の統廃合」
現在複数箇所で稼働している水道施設のうち、停電時でも発電機が備わっており稼働可能なポンプのある施設のみを残し、それ以外の施設を廃止します(別府浄水場、第三配水池を除く)。
幸子浄水場に今までよりも強力なポンプを導入し、配水塔へ直接送水します。これまで複数の施設を経由して各家庭へ給水していましたが、統廃合を進めスマートな水道施設へ生まれ変わります。

◇維持コストの削減
こうすることで、今まで通り水道水を安定して供給できる状態のまま、複数施設にかかっていた費用を削減することができます。

◇リスクの削減・回避
また、災害発生時、停電の際には、災害の最中にあっても職員で外部から発電機を運びこみ各水道施設の復旧対応に追われ、危険を伴う作業となっていましたが、改良後は自家発電機が備わっている水道施設の運転で給水できる状態となるほか、地震時には、水を確保する機能も備わっており、災害時でも心配なく給水が可能になります。

◇持続可能な水道施設へ
水道施設の統廃合事業により老朽施設を減らし今後の維持管理や改造工事を削減することは町が進めているSDGsの一つであり、今後も皆さんへ安心安全な水を届ける持続可能な水道施設へと生まれ変わらせることができると考えています。
工事が始まりますと交通規制などでご迷惑をおかけすることがありますが、これから何十年も先まで皆さんのもとへ「安心な水道水」を届けるための大切な工事なのです。
今も、これからも、大切な水道水を守り続けるために上下水道課の職員は一生懸命頑張ります。
どうぞ、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

(1)初公開!配水塔の内部。町内中に安定して水を送る役割を持つ配水塔。現地で見るその大きさは圧巻です。
(2)写真は新しい配水塔を建設中(平成29年)のものです。このあと、古い配水塔は役目を終え解体されました。
(3)幸子浄水場。吉富町の水道をつくる施設です。大型の井戸で地下水をくみ上げ、安全に飲めるように浄化して送り出す大事な役割を担っています。
(4)パワーアップしたポンプ今までよりも強力なため、より高い場所まで水道水を送ることが可能になります。
(5)安全点検問題なし!毎日休むことなく水を作り続けるため職員による点検、管理は欠かせません。
※詳しくは紙面をご参照ください

■意外と知らない水道のハナシ
蛇口をひねればいつでも使える水道水は、私たちの生活に欠かせないものです。
しかし、そもそも水道水はどこから、どうやって送られてきているのでしょうか。

1.地下の湧水から水が採取されます。
2.採取された水は、浄水場できれいにされます。
3.きれいになった水は、水道管を通って各家庭に送られます。
4.こうして、各家庭の蛇口から水を使う事ができます。

■#吉富町#最高の眺め
吉富町のシンボル、配水塔の屋上を見学できることをご存じですか?
見学を申し込めば、町内で最も高い位置から町全体の景色を見渡すことができます。
身近な存在である水道水の「知らなかった!」を町の水道のプロが案内しながら教えてくれます。
夏休みの自由研究、友達との思い出写真、Instagram…楽しみながら吉富町の水道の歴史をたどってみませんか?
急な申込みには対応できない場合がありますので、事前に問い合せください。

#吉富町
@yoshitomi_town
上下水道課【電話】24-4074

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