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北海道美深町ホームステイレポート

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福岡県添田町

■真夏の北の大地で一生の友達と出会う
国鉄時代に添田線が営業係数(100円の収入を得るのにかかる費用を表す数値)全国ワーストワンを北海道美深町にあった美幸線と争っていたことが縁となり、昭和56年から姉妹町として交流してきた美深町。今年は新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことから、4年ぶりに交流事業が復活。夏を迎えた北の大地に小学生5人がホームステイしました。新しい友だちと出会い、北海道でしかできない思い出に残る体験をした児童の活動を紹介します。

7月26日から29日までの3泊4日の日程で令和5年度教育交流事業として団長の太田優子真木小学校長をはじめとする町内の小学生5人、引率者の計7人が、北海道美深町でホームステイを行いました。26日朝、寺西町長や保護者らから見送られて添田町を出発した交流団。福岡空港から新千歳空港を経て電車やバスを乗り継ぎ、約11時間で美深町に到着しました。20時過ぎから始まったホームステイ受け入れ家庭との対面式では、移動時のリラックス状態から一変して緊張の面持ちとなった子どもたち。しかし、受け入れ家庭の皆さんの温かい歓迎に、すぐに打ち解けることができました。
2日目は旭山動物園に出かけました。九州ではなかなか見ることができないホッキョクグマなど北国の動物を実際に見て、匂いや息づかいを感じることができる貴重な体験に、みんな大喜びでした。
3日目は、鉄道赤字路線1位を添田線と争っていた美幸線の廃線跡にある本物のレールの上を約10キロ、白樺の木々の間や渓谷の谷間を抜けながら風を切って走るエンジン付きのトロッコ列車に乗車して、自分で運転する約40分の大冒険に出かけました。その後は真夏でも6度の冷水が湧く「仁宇布(にうぷ)の冷水」に触れたり、美深産の羊の毛を使ってオリジナルの羊毛クラフトづくりに挑戦したり、美深町内で養殖されているチョウザメに餌やりなどができる「チョウザメ館」を見学したり、美深町でしかできないことを体験しました。ホームステイ最後のお別れ夕食会では、北海道名物のジンギスカンをみんなで堪能しました。
最終日には「次は、添田町で会いましょう」と北の大地で出会った友人との再会を誓い合い、添田町へ帰りました。受け入れ先の家族や友だちの優しさに触れ、北海道の気候や文化を学び、体感することができた今回のホームステイ。参加した児童にとってこの4日間の体験は、一生忘れられない大切な宝物となったことでしょう。

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