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特集2 未来へつなぐ 持続可能な まちづくり 令和5年度 遠賀町の予算

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福岡県遠賀町

3月の町議会定例会へ提出し議決された、令和5年度の当初予算について概要をお知らせします。町の予算は一般会計、特別会計、公営企業会計から構成されます。中でも一般会計は、福祉や医療、子育て、教育、道路整備などの建設事業に使われる予算で、町の予算の大部分を占めています。

■一般会計 歳入の概要
町で賄う自主財源が43・7%、国や県からの交付金などの依存財源が56・3%となっています。
前年度に比べ、町税は個人住民税や固定資産税などが増え、5288万円の増となりました。自主財源として大きく増加したものは寄付金で、ふるさと納税の受入額増加により1億円の増となりました。駅南地域の道路整備事業や虫生津の町営住宅改修事業などにより、国庫補助金も4862万円の増となっています。

一般会計の歳入

▽特別会計 公営企業会計予算
遠賀町では、国民健康保険事業や住宅新築資金等貸付事業など5つの特別会計があります。公営企業会計は地方公営企業法の適用を受けるもので、町では下水道事業会計がこれにあたります。

■一般会計 歳出の概要
民生費は、子育て世帯への物価高騰対策として、高校生相当以下の子どもにお米を提供する応援米給付事業を計上しました。
土木費は、駅南基盤整備事業として、1億1109万円を計上し、駅を中心とした都市開発によるにぎわいの創出を図ります。
教育費は、遠賀中学校の外壁改修事業や小・中学校の体育館LED化改修事業として2680万円を計上し、教育環境の改善を図ります。
また、新たな町の顔であるおんがみらいテラスでは、子育て支援や多世代交流を目的とした事業を展開していきます。

一般会計の歳出

▽町民1人当たりに使われる歳出予算は…41万5,753円
人口19,031人(令和5年3月末現在)

■用語解説
一般会計:地方公共団体の会計の中心を構成するもので、行政の基本的な経費を集約して計上したもの
特別会計・公営企業会計:特定の事業や特定の収入により事業を行う場合に、事業の経理を区別するために計上したもの

▽歳入
自主財源:国や県に頼らず町が独自に集める財源
依存財源:国や県から交付される財源
繰入金:町の貯金である基金から取り崩すお金
地方交付税:全ての地方公共団体が一定水準の行政サービスを提供できるよう国から配分されるお金
町債:建設事業などを行うために国や銀行などから借りるお金

▽歳出
民生費:福祉や医療、子育て支援などの経費
総務費:人事・企画・戸籍・選挙・統計調査など、役場の全般的な事務の経費
土木費:道路や河川、公園などを整備する経費
教育費:学校教育や文化・スポーツ振興の経費
公債費:町債を返済する経費
衛生費:し尿やごみ処理、予防接種などの経費
消防費:消防活動や防災の経費
農林水産業費:農業振興などの経費
商工費:商工振興などの経費
その他:議会運営や災害復旧などの経費

■前年度との一般会計予算額比較
令和4年度 一般会計予算額 76億1,646万円

令和5年度 一般会計予算額 79億1,220万円

▽第6次遠賀町総合計画の主な事業予算
1 あらゆる人々の安全と自然あふれる暮らしを守る
・資機材搬送車両整備事業 539万円
・町営住宅長寿命化事業 7,100万円

2 新たな挑戦とイノベーションを促しまちを進化させる
・おんがみらいテラス指定管理業務委託事業 5,750万円
・夏まつり事業 876万円
・農産物ブランド化推進事業 850万円
・駅南基盤整備事業 1億1,109万円

3 すべての人が自分らしく生きるまちをつくる
・子ども医療費助成事業 2,843万円
・保育施設などに対する補助金交付事業 941万円
・子育て世帯応援米給付事業 609万円
・いきいきクラブ委託事業 2,255万円

4 学びにあふれたまちで大人も子どもも心を育む
・遠賀中学校改修事業(外壁改修など) 580万円
・小・中学校体育館LED化改修事業 2,100万円
・図書館施設整備改修事業 1,115万円
・おんがレガッタ大会運営事業 628万円
・こどもまつり事業 210万円

5 時代をしなやかに乗り越えまちを自立させる
・みんなの夢応援プロジェクト補助金交付事業 600万円

問い合わせ:財政係
【電話】093-293-1234(代表)

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