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〔令和5年度 予算〕飯塚市の財政状況(1)

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福岡県飯塚市

令和5年3月17日に開催された市議会本会議で、令和5年度の当初予算が可決されました。
令和5年度は一般会計で874億2,800万円(前年比+8.0%)となっています。また、特別会計においては、9つの特別会計の合計で542億9,643万円(前年比△1.8%)となっています。

■一般会計予算内訳 874億2,800万円(+64億8,200万円)
▽歳入

▽歳出
※性質別

■一般会計歳入歳出予算の特徴
□歳入
令和5年度の特徴としては、自主財源の中核となる市税の増(+4.4億円)、好調なふるさと応援寄附金に係る基金繰入金の増などによる繰入金の増(+30.2億円)や、地方交付税の増(+6.5億円)などが挙げられます。
一方で、新型コロナウイルス感染症対策事業の減などにより国庫支出金は減(△10.9億円)、大型事業実施に伴う市債についても減(△7.6億円)となりました。
自主財源及び依存財源の割合は、それぞれ47.5%(+5.0ポイント)、52.5%(△5.0ポイント)となっており、寄附金の増により自主財源の割合が増加したものの、依然として依存財源の割合が高い状況が続いています。今後も個性ある独自事業や自主的な財政運営ができるよう、引き続き自主財源の確保に努める必要があります。

□歳出
前年度と比較すると、総額で64.8億円の増となっています。主な要因としては、ふるさと応援寄附事業費の増(+62.3億円)や、原油価格・物価高騰等に伴う物件費の増(+8.9億円)などが挙げられます。

※自主財源と依存財源
自主財源は、税金のように市が自分で集めるもので、依存財源は補助金のように国や県などからもらうものです。
依存財源の割合が高いと、国や県の動向で歳入が大きく増減するため、財政運営が不安定となります。
※消費的経費と投資的経費
消費的経費は扶助費など後年度に形を残さない経費で、投資的経費は道路の建設事業費など後年度に形を残す経費のことです。

■3大財源の推移
歳入のうち、市税・地方交付税・国庫支出金を「3大財源」と呼び、本市の全収入の約5割はこの3大財源が占めています。

■目的別歳出 ~市民一人あたりの負担額は?~
予算がどの分野にどのくらいの比重で支出されているか分類したものを「目的別歳出」といいます。一般会計の歳出予算額を市民一人あたりに換算すると69万8,535円となり、目的別に分類すると下記のとおりです。
民生費の支出が全体の約4割を占めており、少子高齢化の進行に伴い、今後ますます膨らんでいくことが予想されます。
(令和5年3月31日 飯塚市の人口:125,159人)

※( )書は支出全体に占める割合

■令和5年度 特別会計歳入歳出予算

■予算編成方針について
令和5年度は、これまで取り組んでまいりました魅力の「発信」に加え、未来を切り拓くための「始動の年」と位置づけ、「未来を担う子どもたちの成長を応援するまち」、「高齢者が元気で活躍できるまち」、「デジタル技術を活用した行政サービス改革」など積極的に「本物志向・未来志向」のまちづくりに取り組み、都市目標像である「住みたいまち 住みつづけたいまち」の実現に向けた予算編成に取り組みました。

問合せ:財政課
【電話】内線1361~1364

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