性的少数者(セクシュアルマイノリティ)って知っていますか?

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近年、メディアなどで「LGBT」という言葉を聞いたり目にしたりすることがあります。
L：レズビアン(同性を好きになる女性)
G：ゲイ(同性を好きになる男性)
B：バイセクシュアル(異性を好きになることもあれば同性を好きになることもある人)
T：トランスジェンダー(出生時に割り当てられた性別とは異なる性別を生きる人)
※図は男性をオレンジ、女性を緑で表現しています
※詳しくは本紙9ページをご覧ください。

「LGBT」とは、上記のそれぞれの頭文字をまとめたもので、性的少数者(セクシュアルマイノリティ)の総称の1つであり、LGBT以外にもクエスチョニング(自分の性別、好きになる相手の性別が決められない、あえて決めない)など「性」には人の数だけバリエーションがあります。
世の中には「男性」と「女性」がいて、男性は男性らしく、女性は女性らしく振る舞い、思春期になったら異性を好きになり、結婚し家庭を築くことが「自然」「当たり前」と考えていませんか?
「自分には関係ない」「私のまわりにはそんな人いない」という人がいるかもしれません。
しかし、気付いていないだけで家族が、友人が、同僚が人知れず悩み、まわりの「ふつう」に押しつぶされそうになっているかもしれません。当事者と悟られないよう本当の自分を出すことができない人は今なおたくさんいます。
男女の区分や異性愛を前提とし、それ以外の生き方を排除するような社会では、当事者に対する偏見や差別はなくなりません。当事者も含め誰もが生きやすい社会とはどういうものかをまわりの人と一緒に考えてみましょう。