扇風機が物置に身を隠し始めると、町内の至るところで蕎麦の花がいっせいに咲き、まるで純白の絨毯を敷き詰めたかのような美しい景観を目にすることができます。
「蕎麦はまだ 花でもてなす 山路かな」
遠方から来た客人に新蕎麦でも打ってもてなしたいところですが、蕎麦はまだ花。舌ではなく目で、この白く可憐な蕎麦の花を味わってくださいと、松尾芭蕉が詠んだ一句です。私も蕎麦を打つので、早く新蕎麦が食べたいな、でもまだ花を咲かせたばかりだもんな、というもどかしくも愛おしい気持ちになるこの季節が大好きです。
今年も会津坂下町商工会青年部OB会の皆さんが「第22回ふくしまふるさとCM大賞」に出品する作品を制作してくれました。会津坂下町といえば馬刺しや冷やしラーメンを思い浮かべやすいですが、「実は蕎麦もんめだがらし、一度食ってみらんしょ」という想いが15秒にぎゅっと込められています。
KFB福島放送のWEBサイトにおいて審査投票が開始されました。観たらきっと皆さんも蕎麦が食べたくなるはずです。ぜひ清き一票をお願いします!
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