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令和5年度 広野町施政方針(1)

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福島県広野町

■いのちを守り、人を活かし、未来をつくる町
第1回広野町議会定例会で遠藤智町長が令和5年度の広野町の施政方針を表明しました。
町の進む未来や今後の取り組みをお伝えします。

◆『いのちを守り』についての事業
▽町の健康課題
町の健康課題として、高血圧や高脂血症、肥満、糖尿病などによる心臓病や脳血管疾患の循環器疾患が多い事が挙げられます。令和3年12月に県が公表したお達者度において、男性が県下ワースト1位、女性がワースト7位という結果となっています。これら健康課題に対応するため、令和3年10月の「脱お達者度ワースト1、脱メタボ」宣言に基づき、町独自の「広野町健康福祉手帳」、「健康ポイント事業」や「フィットネスクラブ利用助成事業」など、健康増進事業を積極的に展開し、赤ちゃん・子どもから働き盛り世代、高齢者に至るまで、ライフステージを通した健康づくりを推進するため、町のみんなが「家庭」、「地域」、「行政」それぞれの役割を意識するとともに、相互に連携・協働しながら健康づくりの輪を広げ、「日本一元気あふれるまち」の実現に取り組んでいきます。

▽国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険における保険税・保険料及び一部負担金
国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険においては、令和3年3月9日に閣議決定された「「第2期復興・創生期間」以降における東日本大震災からの復興の基本方針」を踏まえた令和4年4月8日付け通知に基づき、令和5年度から保険税・保険料の2分の1の額が賦課されます。一部負担金につきましては、上位所得層を除く被保険者は、昨年に引き続き免除されることとなり、令和7年2月28日まで免除期間が延長されます。なお、上位所得層の方につきましては、保険税・保険料及び一部負担金の対応となります。

▽「広野町地域包括ケアシステム」の構築
平成31年1月の「福祉のまちづくり」宣言に基づき、地域が抱えている医療・介護・福祉の様々な課題に対し迅速かつ適切に対応するため、包括的な地域連携を図る「広野町地域包括ケアシステム」を構築することを目的として、高齢者福祉につきましては、健康で生きがいを持って安心して暮らすことができるよう関係機関と連携し、外出支援サービス事業、配食サービス事業、高齢者の見守り体制を構築するため「広野まるごと応援隊ネットワーク事業」の普及に努め、ひとり暮らし高齢者や高齢者世帯の生活支援を充実していきます。

▽障がい者福祉
障がい者福祉につきましては、障がい者が自立した生活を送ることができるよう、障がい者自立支援給付事業や地域生活支援事業を通じて日常生活を支援し、各種障がい福祉サービスや相談業務の充実に努めます。また、公共交通機関の利用が困難な障がいをお持ちの方の通所事業所までの移動支援事業を継続して実施します。

▽介護保険事業
介護保険事業につきましては、平成28年度から実施する「いきいき百歳体操」を積極的に実施し、地域の皆さんが自主的に活動できるよう、サポート体制を整えていきます。必要な方に必要なサービスが適切に提供できる体制整備を行い、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な事業を実施します。

▽新型コロナウイルス感染症対策
感染症対策につきましては、国・県と連携、情報共有を図り的確な情報発信を行い、インフルエンザ予防接種助成対象を継続して全町民に拡大します。
新型コロナウイルス感染症につきましては、令和5年1月20日、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが、5月8日から2類相当から5類へ見直しがされることが決定されました。令和5年度における新型コロナワクチン接種は、流行周期が予測できない特異性を踏まえ、65歳以上の高齢者や基礎疾患がある方については年2回の接種、それ以外の方は年1回の接種となり、予防接種法の特例臨時接種の位置付けが1年延長されたことより無料接種となります。町民へのワクチン接種を確実に接種できる体制を整えていきます。

▽母子保健について
母子保健につきましては、子育て世代へ寄り添いながら支援の充実を図るとともに、妊産婦健康診査、乳幼児健康診査、各種予防接種助成事業、乳幼児等医療費助成事業を引き続き実施します。出生並びに子育てに悩むご夫婦の経済的負担を軽減するため、一般不妊治療などについて、引き続き医療費助成を行っていきます。
全国的に大きな社会問題となっています児童虐待につきましては、役場内関係各課及び児童相談所等の福祉関係機関、学校等の教育関係機関、警察関係機関等との連携を図り、虐待防止、早期発見に取り組んでいきます。

▽交通安全対策
交通安全対策につきましては、広野町安心・安全ネットワーク会議をはじめ関係機関と緊密な連携を図り、国道6号等において立哨活動を毎月実施し、交通事故防止の呼びかけに取り組んでいきます。
学校から2キロメートル圏内において小中学生の徒歩通学が実施されていることから、交通教育専門員による児童・生徒の交通安全街頭指導を行います。
高齢者が当事者となる交通事故の減少を図るため、高齢者運転免許証自主返納支援事業を実施するとともに、高齢運転者によるアクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違いによる事故を防止するため、自動車急発進防止装置を設置する高齢者を対象に経費の一部を支援する安全運転支援装置設置事業を引き続き実施します。

▽防犯対策
防犯対策につきましては、地域住民が安心して生活できるよう、双葉警察署、警戒パトロール隊、防犯指導隊等関係団体と連携を図り犯罪の防止に取り組みます。犯罪に対する抑止力の向上を推進するため、住宅用防犯カメラの設置者に対し経費の一部を引き続き支援します。広野町警戒パトロール隊を組織し、町内における犯罪抑止や災害時の初期対応により、町民や町外から避難している滞在者等が安心して生活できる環境整備に取り組みます。

▽防災・防火対策
防災・防火対策につきましては、東日本大震災の教訓を活かし、地震による津波から地域住民の生命を守るため、関係機関と連携のもと、津波避難訓練を実施します。併せて新型コロナウイルス感染症対策に基づく避難所の設営や受付業務、避難行動要支援者の避難補助などを行い、防災体制の連携強化と住民の防災意識の高揚に取り組みます。
災害発生時において、地域住民を迅速かつ確実に避難させるため、防災行政無線や緊急速報メール、役場屋上LED防災情報システムを活用し情報を的確に伝えます。
消防団活動の環境整備を図り、消防団、婦人消防隊と連携し予防消防に取り組み、高齢者世帯においては関係機関と連携しながら火災予防啓発活動を実施します。

▽町内インフラ施設の維持管理及び整備
町内インフラ施設の維持管理及び整備につきましては、道路、橋梁、トンネル、下水道施設の点検を実施し、道路や下水道施設の計画的な補修による施設の長寿命化を図り、安全確保に取り組みます。
道路整備につきましては、危険個所、未改良区間の解消を計画的に実施し、町民の生活環境の向上を図り、安心安全な道路網を形成し、有事の際の緊急車両の通行及び通勤通学時の安全確保に取り組んでいきます。

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