医療センターだより

10／25

■歯の根管治療について
◇歯科　茂呂有司
令和5年4月より磐梯町医療センターにて歯科を担当させていただく茂呂有司と申します。今回の磐梯弘報では、この数年歯科分野で大きく変化のあった「根管治療」についてお話をしてみようかと思います。
「根管治療」とは一般に「根の治療・神経の治療」などと言われる治療です。様々な理由(虫歯・外傷等々)で歯の中の神経をとらないといけないタイミングがあります。神経をとると歯の中は空洞となりバイ菌が繁殖しやすい状態となってしまいます。神経をとった歯には防腐剤のような薬をつめ二次感染を防止しなくてはなりません。
従来は手作業で根をつめる形を作っていたので時間と回数がかかっていましたが、近年では専用のモーターを使用することにより短時間で処置が終了するようになりました。
消毒方法も変化し、洗浄用の超音波などを併用して消毒薬の効果を高めることで治癒を促進し短期間で治療が終了できるようになってきています。
今後、様々な歯科医院で同じ様な治療をされることが期待できる分野ですが、神経をとらないに越したことはないのでしっかりと歯を残し、健康な生活を送るためにも定期的な歯科医院への受診と病気の予防に努めていただけますよう皆様よろしくお願いいたします。

問合せ：
【電話】0242-73-3402