文字サイズ
自治体の皆さまへ

がんばる!ヤング30

10/49

秋田県五城目町

若者の元気は町の元気!
部活動などをがんばる
高校生や大学生を紹介します!
松丸 瑛心(えいしん)さん(16歳・下高崎)
県立五城目高等学校2年、山内番楽保存会所属。町に古くから伝わる舞踊である「山内番楽」の踊り手として、毎年5月に行われる競演会に向け日々の練習に励んでいます。

■伝統文化の担い手として自ら歴史をつなぐ
小学3年生の学習発表会で番楽の魅力に触れたことをきっかけに、小学4年生から地元のこども番楽教室に通い始めたという松丸さん。高校に進学してからは山内番楽保存会に所属し、こども番楽教室に通う小中学生と共に日々の練習に励んでいます。コロナ禍の影響で教室は4年ほど休止していましたが、今年から、4年ぶりの開催となった五城目神明社での番楽競演会に向けて練習が再開されました。
松丸さんは、今年5月に行われた51回目の競演会で、熊谷次郎直実と平敦盛との一騎打ちの場面を表現した「二人舞」を披露。練習ができない期間が長かったことに加え、自分の演目が急きょ変更となったこともあり、不安な要素が多かったそうですが、本番までの短い期間の中で着実に練習を重ね、勇壮に舞う姿を見せることができました。
来年の競演会では、刀が激しくぶつかり合う「曽我兄弟」や長刀を使う「熊谷敦盛」といった演目を披露したいという松丸さん。過去に先輩たちが披露してきた様々な演目に積極的に挑戦することで、さらなる高みを目指します。
自らが踊り手となることで、歴史を受け継ぐことの大切さを実感できることが番楽の魅力だと語る松丸さん。一方で、後継者不足が大きな課題だと言います。コロナ禍以前には10人以上いたこども番楽教室は、今年から3人に減少。また、指導者の高齢化などもあり、伝統を継承していくことの難しさに直面しているそうです。松丸さんは、「番楽は、約500年の歴史と伝統を誇る五城目町の文化なので、自分が踊る姿を通じて、この魅力を少しでも多くの人々に伝えたい。興味のある方がいれば、番楽継承の担い手として一緒に盛り上げていきたい」と話していました。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU